今泉いまいずみ

神社の紹介

  当社は関東三大稲荷の一つとて信仰され、「お稲荷さん」として親しまれ崇敬されている神社である。「白笹稲荷神社」の祭神は「宇迦御魂命(うかのみたまのみこと」・「大宮売命(おおみやめのみこと)」・「猿田彦命(さるたひこのみこと)」であり、境内社は「木祖神社(きそじんじゃ)」・「草祖神社(そうそじんじゃ)」・「祖霊社(それいしゃ)」がある。創建年代は詳らかではないが、当初は白笹稲荷と称する小祠であったという。秦野は古代大和豪族秦氏にゆかりの地であるといい、「風土記逸文」によれば稲荷信仰を広めたのも秦氏で、秦公(はたのきみ)が山城国に「伊奈利(伊奈里)」を祭祀したことに始まるといわれている。
  江戸時代の初頭にはこの神祠への奉納物のあったことを記す古文書や、当時の奉納物残存があり、すでに民衆の信仰が篤かったことが伺われる。江戸の中期には正一位の神璽を祭祀し、屋敷神としてはやくも独立し、神社独自の定例の社頭訓話などのあったことも知られている。時代がくだっては献詠歌など定期に行われ、文芸活動なども活発だったことがしのばれる。

鳥居石碑
栗原宣太郎翁
神社由緒鳥居
 
絵馬
社務所納礼社
拝殿本殿・幣殿
祖霊社
境内


例大祭

  2月初午

太鼓

  

神輿

  


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