落合おちあい

八幡神社

  「八幡神社」の祭神は「応神天皇(誉田別之命)」で、境内社には享保19年(1934年)建立の「稲荷社」、「若宮神明宮」、「古峯社」、安永3年(1774年)創立の「青面尊」、文久6年(1866年)創立の「天神社」がある。
  立年代は不詳であるが、貞和5年(1349年)に刀工祈願の古事があり、その頃より村の鎮守であった。神体は馬乗の木造で、拝殿には天王神が奉置されていた。当時の例祭日は8月3日と伝えられ、社領一石の御朱印は天正19年(1591年)11月に賜り、以来慶安2年(1649年)8月24日、寛文5年(1665年)7月11日、貞享2年(1685年)6月11日、享保3年(1718年)7月11日、延享4年(1747年)8月11日、天明8年(1788年)9月1日、天保10年(1839年)9月11日、安政2年(1855年)9月11日、万延元年(1860年)9月11日に各将軍よりの御朱印が下賜され、その写本が光明院執事の筆により残され現存している。
  神殿は永禄年代の建立で、光明院支配の頃の卍印が社殿に2個残されている。明治6年(1873年)12月に八幡宮を八幡神社と改称し、村社に列せられた。大正5年(1916年)には幣帛供進指定の神社となった。昭和42年(1967年)には大改修が行われ、翌年に神楽殿も亜鉛葺となり境内も一新した。

石碑
鳥居
手水舎
拝殿本殿
 
 
境内


  例祭日4月20日

太鼓

  



神輿

  



落合の歴史

  『風土記稿』にある落合村の小名は「宮ノ下」・「丹波」・「窪ノ沢」であり、天保5年(1834年)の戸数は54であった。


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