神輿渡御みこしとぎょ(復路)

●浜降祭祭典斎行(開始7:00)

  前日の夜に菅谷神社を出発し、浜降祭の祭場までの往路を渡御し終えると、菅谷神社の関係者とその応援団体は海の家で休憩を取る。発輿祭から睡眠を取ることなく一夜を明かした担ぎ手は、浜降祭の祭典に参加することがないものの海の家で睡眠をとる程の時間はなく、7時20分頃には発輿に備えて祭場へ戻って行く。

着御すると祭場の奥へ移動し神社の軽トラックの間を抜ける
右折して東方向へ歩き海の家に到着
中では軽い朝食の準備愛好会が配っていく
友好・協力団体は中で休憩愛好会は外で朝食を取る
私もいただきました海の家を奥へ進むと
建物はこんな感じです正面に広がるサザンビーチちがさき
左手には江ノ島・三浦半島が右手には茅ヶ崎漁港が一望
朝食を終えて祭場へ戻ると右手には神輿が並ぶ
神輿の裏に周り菅谷神社の軽トラックへ
天保神輿の奥では祭典が斎行中
代表者の玉串拝礼天保神輿に供えられた供物


●南湖浜祭場発輿(出発07:50)

  浜降祭の祭典が7時40分頃に終わると、直ぐに先駆神社の神輿が発輿し、続いて寒川神社の神輿が発輿となる。菅谷神社の天保神輿は寒川神社の次に発輿となり、祭場に入るときとは反対に三の鳥居から潜っていく。三の鳥居を潜ると行きのように海には入らず、直ぐに左へ旋回して南湖の浜を後にする。

祭典が終了すると鶴嶺八幡宮から発輿
菅谷では一本締めの準備右隣の倉見も轅に上がる
左隣の寒川も柏木を手にする前方には5基の先駆神輿が並ぶ
ここで寒川が一本締めで発輿し
三の鳥居へ向かうと菅谷も続いて一本締め
天保神輿を担ぎ上げ寒川4社のうち2番手で発輿
神職と総代に先導され寒川神社神輿の後を追う
海岸方向へ進んで三の鳥を通過すると
直ぐに左へ旋回し坂を上っていく
東に頭を向け寒川と共に祭場を後にする
二の鳥居を潜ると左折し国道134号線に向かう


●国道134号線(出発08:30)

  行きと同じ道を通って二の鳥居と一の鳥居を通過した天保神輿は134号線を右折し、西浜駐車場入口の交差点付近に止めてあるトラックに神輿を奉安する。担ぎ手はその先の機動隊前の交差点付近に止めてあるバスまで移動し、神輿と共に次の行在所までは車での移動となる。

寒川神社神輿に続いて一の鳥居を目指す天保神輿
坂を上がり一の鳥居を通過
国道134号線は横断せず西浜駐車場入口を右折
前方には神輿を載せるトラックが愛好会は荷台へ乗り込む
車輪付きの台車を用意神輿は旋回して荷台を向く
前の轅を荷台に寄せ台車に載せると
そのまま一気に奥までずらす
神輿をトラックへ奉安すると担ぎ手はバスへ向かう
国道134号を東へ歩き交通機動隊前の交差点へ
私は行きと同じく愛好会員のマイクロバスへ乗り込み出発
腰掛神社神輿とすれ違うこちらは神輿を載せたトラック
その後も左手には大型バスや神輿を積むトラックが永遠と続く
しばらくすると右折して北上鳥井戸橋に到着
鶴嶺八幡宮の鳥井前を左折し国道1号に入って西へ進む
小出川と新湘南バイパスを通過左手にコンビニが見えると
今宿交差点を右折し今宿地区を北上


●田端行在所供饌祭(開始09:10)

  往路とは異なり復路では田端と一之宮の行在所に立ち寄り、両行在所にて供饌祭が執り行われる。供饌祭では寒川神社の神輿前で神事が進められるが、玉串拝礼のときだけは寒川神社神輿に続いて天保神輿にも榊を供えて拝礼を行う。

バスは萩園地区に入り荻園中三島神社前を通過
しばらく進むと田端地区に入り愛好会はマイクロバスを降りる
北へ向かって歩きコンビニ前に到着
前方には神輿を積んだトラック後ろの轅に肩を入れ
荷台から引き出し前の轅にも肩を入れる
前方の寒川も神輿を下ろし菅谷は寒川の後を追う
後方に到着した萩園のトラック寒川のトラックを追い越す菅谷
金庫屋商店前を通過し途中で右車線へ移る
寒川が田端宿手前の行在所に菅谷も行在所に到着
輿を下ろすと一本締めアイスが配られる
天保神輿には御神酒を供え寒川神社神輿で供饌祭が始る
愛好会はしばしの休憩寒川に続き菅谷でも玉串拝礼
祭典が終わると一本締め
菅谷のトラックが行在所に到着前方には寒川のトラック
天保神輿を担ぎ上げ会長らはトラックの荷台へ
神輿をトラックの後方へ着け左右の位置を調整
神輿を荷台へ載せ奥へ押し込む
神輿のトラックが出発し愛好会は後ろのマイクロバスへ
バスに乗り込み田端行在所を後にする


●一之宮行在所供饌祭(開始09:45)

  田端行在所から一之宮行在所までは再び車での移動となり、供饌祭は寒川と菅谷の他に地元一之宮の神輿も加わり、3地区合同の祭典となる。

バスは一之宮地区に入り寒川高南小学校を通過
伊勢原藤沢線を左折すると目の前に天保神輿のトラックが
愛好会はマイクロバスを降り神輿を積んだトラックへ集まる
後ろの轅に肩を入れ荷台から神輿を引き出す
ここから再び神輿を担ぎ菅谷のトラックを追い越す
前方の寒川神社神輿を追越し44号線を西へ進む
松戸橋には一之宮の屋台が天保神輿は交差点を通過
一之宮の行在所前まで来ると神輿は旋回して後ろ向きに
行在所の一番奥には一之宮の八幡大神神輿が既に着御
天保神輿は行在所を奥へ進み竹の鳥井を潜る
一之宮の隣に並びそのまま輿を下ろす
最後に寒川神社神輿が行在所前に姿を現し
行在所に入ると出口側天保神輿の横に輿を下ろす
奥の一之宮中央の菅谷
手前の寒川が轅に上がり3社同時に一本締め
寒川の神輿前で供饌祭が始る初めに修祓
菅谷と一之宮でも神職が参列
寒川神社宮司による祝詞奏上参列者は頭を下げる
最後に玉串拝礼寒川に続いて菅谷と
一之宮にも玉串を拝礼する祭典が終わると寒川で一本締め
神輿を担ぎ上げ行在所を一番手で発輿
菅谷も続いて一本締め二番手で発輿すると
奥の一之宮が最後に一本締寒川の神輿は左折してトラックへ
菅谷では甚句が入り行在所で天保神輿を揉む
菅谷のトラックが行在所に到着甚句を歌う会長の背後を通過
44号線に出ると神輿を西向きに旋回
ここでも甚句が入りトラックの後で神輿を揉む
しばらくすると荷台へ上げ神輿を奥へ押し込む
神輿をトラックへ奉安すると一之宮が行在所をお発ち
44号を右折してお宮へ向かう行在所では竹の鳥井を撤去
天保神輿は西に向かって出発し担ぎ手は東へ向かって歩く
一之宮の神輿に続いて歩くと松戸橋の交差点で道路を横断
一之宮の屋台後方を通過し奥に止めてあるマイクロバスへ
バスに乗り込み松戸橋を出発南台畑の交差点で左折
相模原茅ヶ崎線を右折し一之宮小入口の歩道橋を通過
寒川袴道橋を潜り一之宮地区を抜ける

●寒川神社御旅所(到着10:15、出発10:30)

  一之宮行在所での供饌祭を終えると、寒川神社から共に渡御してきた一之宮の神輿とは別れを告げ、寒川と菅谷は宮山地区にある御旅所へと移動する。御旅所となっている商工会館前では倉見の神輿も着御し、3社合同にて祭典が執り行われる。
  御旅所での祭典を終えると3基の神輿は発輿し、菅谷は寒川・倉見の両神輿に別れを告げる。天保神輿はここから菅谷神社までは徒歩での移動となり、一行は神幸祭と同様の隊列を組んで岡田地区を練り歩く。

46号を北上したバスは町役場の交差点で右折
バスを降りると商工会館では既に天保神輿が担がれている
応援の担ぎ手により御旅所へ倉見と寒川の間に輿を下ろす
3社揃って一本締め祭典の準備が進められる
菅谷はれもんへ移動し水分を補給
岡田祭ばやし保存会も休憩寒川神社の御旅所へ戻ると
祭典は終盤に差し掛かり3社の神輿前で玉串拝礼
商工会館内の寒缶みこし祭典・休憩を終えると
到着時と同じく3社揃って一本締め
天保神輿には倉見の担ぎ手が反対に愛好会は倉見の神輿へ
道路側の寒川が先に発輿し中央の菅谷は2番手で発輿
寒川の後を追う菅谷最後に奥の倉見が発輿
寒川は46号線に向かって西に菅谷は反対に東へ向く
倉見は御旅所を出発すると旋回して西を向き
奥の寒川と平行に並び倉見・寒川と菅谷が対面
御旅所前で3基の神輿が甚句を交えて激しく揉む
甚句は続き天保神輿は少しずつ前に進み始める
菅谷は寒川と倉見の間へ入り3基が横一列に並ぶ
3社はここで別れそれぞれの神社へ向けて出発
菅谷は寒川総合図書館前を会長の甚句を交えて練り歩く
一行は寒川駅へ向かって進む図書館を後にする天保神輿
寒川駅前通り商店会を練る神輿会長の甚句は止まりません
ここからは先頭の囃子の屋台に触れ太鼓の先導車が続く
会長に負けじと他の愛好会員も
甚句を歌います宮山地区を抜け岡田地区へ
愛好会はさらに歌い手が交代途切れることなく甚句が続く
岡田西交差点を通過すると再び会長の甚句
今日はかなりのっています会員の他にも
応援の担ぎ手も甚句を入れる神輿は途中で右折
途切れることなく飛び交う甚句神輿は突き当たりを左折
寝不足も何の其の担ぎ手はますます盛り上がる
ここは神幸祭で通らない道私も担がせて頂きました
駅前を通過し暫くすると左折
北上して松村商事御旅所を目指す


●村松商事御旅所(到着11:50)

  一行は岡田地区に入ると寒川駅前を通過し、左折して北上すると岡田地区で唯一の休憩場所となる、村松商事の御旅所へ到着する。御旅所での休憩を終えると日産工機の敷地内に添う形で丸子中山茅ヶ崎線を北上し、一行は最後の目的地である菅谷神社を目指す。

神幸祭と同じく寒川駅北口は商店会の新仲通りを北上
後方のスーパーフジ私はここでも担がせて頂きました
神幸祭では途中で右折したが今回は道なりに直進
日差しが強く照り付ける中再び会長の情熱的な甚句が
暫く進むと道に沿って緩やかに右カーブ
左手には田んぼ、会長の勢いはもう誰にも止められません
神輿の先を進むと御旅所には屋台が先に到着
神輿が村松商事の裏手に現れ涼しげな木陰の下を練り歩く
正面のT字路に突き当たると天保神輿は右折
緩い上り坂を進むと右手には御旅所の村松商事が見える
頭からは入らずにバックして門から入る
敷地内を進むと右折して建物の横へ
輿を下ろすと一本締め
バナナとパンが配られる神輿前では祭典が始る
担ぎ手は裏に回って木陰の涼しい場所で休憩
浜降祭で最後となる一本締めで村松商事の関係者が花棒へ
囃子の屋台が先に出発続いて触れ太鼓が出発
最後に神輿が出発し最後の休憩場所を後にする
御旅所を出ると右折し緩い坂を上がる神輿
丸子中山茅ヶ崎線に出ると公民館入口の交差点を左折
来週の夏まつりに参加する日産工機の敷地に沿って進む
南門に来ると日産プリンス寒川店一行は道なりに緩い左カーブ
神幸祭では通らないこの区間はかなりきつい上り坂が続く
甚句を交えながらゆっくりと進み歩道橋の下を通過
岡田交番前を通過し右折してお宮を目指す


●社頭還幸(到着13:00)

  神輿は神幸祭と同様に玉垣前を2往復半して宮入り(このとき花火打ち上げ)するが、境内に入ると神幸祭とは異なり御神木を中心に回りながら練り歩く。境内を3往復半すると社殿前に向かい、しばらく神輿を揉んでから輿を下ろして無事に還幸となる。

囃子の屋台は鳥居前へ触れ太鼓は先に宮入り
ロープで引かれながら最後の直線を進む天保神輿
玉垣に差し掛かるとロープを轅から外して巻き取る
神輿は玉垣前を甚句を交えて練り歩く
鳥居前まで来ると鳥井は潜らずに
祭ばやしに囃されながらそのまま直進
さくら幼稚園前で引き返し再び屋台とすれ違う
鳥居前を通過し来た道を引き返す
玉垣の端まで来ると再び鳥井へ向かう
ここでも鳥井を潜らずに幼稚園前でUターン
玉垣の右端まで来て2往復再び鳥井へ向かう
今度は入口に向かって左折し鳥井へ向きを変える
神幸祭と同じく玉垣前を2往復半で鳥井を潜って宮入り
境内に入ると社殿へ向かい
御神木を中心に反時計回りに練り歩く
暑いので境内には打ち水神輿は鳥居前まで戻ると
神楽殿前を通過し再び境内を左回り
神幸祭の宮入りとは異なり境内をグルグルと練り歩く
神輿は境内を2往復目会長らが社殿の階段へ上がる
甚句を交えて練る神輿再び社殿へ向かうが
幹部の指示により境内をもう一周
この辺りから担ぎ手は菅谷神社神輿愛好会へ交代
境内を3周すると幹部らが指示を出し
天保神輿を社殿前へと誘導
3周半でようやく神輿は社殿前へ
勢いを増し激しく揉む天保神輿
押し寄せる神輿を押し返し
馬を入れて輿を下ろす
天保神輿が無事に還幸すると渡御委員長より挨拶
続いて菅谷神社神輿愛好会会長の挨拶
応援の団体や総代にお礼の言葉を述べ、最後に一礼
柏木を手にして三本締め
長い神輿渡御はようやく幕を閉じる

  この後は還幸祭へ。


戻る(菅谷神社編)