南金目神社例大祭みなみかなめじんじゃれいたいさい
(堀之内編)
御嶽神社例大祭みたけじんじゃれいたいさい

御嶽神社

  「御嶽神社」は堀之内町内全体で祀られている社で、昔はこの町内で火災が多かったことから、明治18年(1885年)に火伏せの為に武州(武蔵国)の御嶽神社を勧請したという。例祭日は2月10日。昔は代参に行ってお籠もりをしたと言われ、近年は4月下旬(29日)に武蔵御嶽神社に代参し、お札を会員に配って町内の安全を祈願している。現在は南金目神社の例大祭と同じく、10月第2日曜日を例祭日とし、三之宮比々多神社の宮司により南金目神社で式典が執り行われた後に、御嶽神社にて式典が行われる。

御嶽神社鳥居
社号碑水鉢
社殿金目学校跡(境内東側)


神輿準備 (捩り掛け)

  堀之内では宵宮の前日の金曜日に、御嶽会により神輿の捩り掛けが行われる。天気が良い年は御嶽神社の境内で行われるが、雨天の場合は浅田材木店の敷地内で行われる。ここでは平成29年(2017年)10月6日(金)に行われた、浅田材木店での捩り掛けの様子を紹介する。

19時30分頃に浅田材木店に神輿をのせたトラックが到着
屋内へ馬を入れる
備品を積んだ軽トラックが中へ入り荷物をおろす
軽トラが外へ移動するとトラックの荷台から
神輿をおろし屋内へ移動
神輿を馬の上におろしカバーを外す
馬を轅側にずらし楔で轅を固定
馬を低いものと入れ替えて神輿を下げると
神輿全体を磨いていく
続いて鳳凰を露盤へ差し込み
晒を四隅の蕨手へ伸ばす
対角線上で引っ張り蕨手に結び付ける
反対の対角線上でも晒を張っていく
屋根部が終わると蕨手から轅へ
神輿の奥では晒を撚って
縄にし轅の穴に通す
晒を轅に結び付け対角線上の晒を張っていく
縄作りは続き
芯出し綱になります捩り掛けは3箇所目
縄を撚るのはコツがいるようです
晒をしごいていく芯出し綱は3箇所目
捩り掛けは最後の4箇所目に蕨手に小鳥を差し込む
屋根部正面に祝例大祭の幕を張る
芯出し綱は最後の4本目後方の轅に通す
捩り掛けが終わり鈴を4個取り付ける
21時20分頃に捩り掛けを終え通常の馬に乗せ換える
天気が良ければ御嶽神社で捩り掛けを行いますが
雨の日は浅田材木店で行いマステーブルを設置して休憩
最後に神輿を奥へ寄せ22時頃に解散


宵宮準備 (午前)

  ここからは平成29年(2017年)10月7日(土)に行われた宵宮の様子を紹介する。宵宮は8時30分過ぎから準備が始まり、山車の組み立てと提灯枠の設置を中心に作業が進められていく。

宵宮の朝は8時40分頃に山車を移動
昔はこの山車に太鼓を載せて曳いていました
屋根部は無くなっています境内の東端へ移動
大型のトラックが到着山車に使われます
社殿の扉と神輿の倉庫が開けられ
神輿を載せる台を外へ移動
山車用のトラックが境内を離れます
社殿裏の倉庫の扉を開け山車の部材を取り出す
山車の組立用の脚立を用意9時になると関係者が集まり
自治会長の挨拶御嶽会が社殿から備品を出す
打ち合わせが終わると本格的に準備開始
紅白幕を神輿の台車へ巻いていく
御嶽会の幟を準備山車用のトラックが
帰ってきました梯子と脚立を準備
トラックの荷台から提灯の木枠をおろす
こちらは柱でしょうか部材をおろすと
トラックが引き返し社殿裏の倉庫横に停車
車両規制用のコーンを置く荷台のあおりをおろし
角棒を組んで土台を組む
提灯枠を運び道路の奥へ置く
土台をボルトで固定しアオリを閉める
提灯枠は沢山ありますこちらは柱のようです
トラックでは柱を立てて行く
提灯枠は横に連結する様です
柱と枠をボルトで固定山車では軒桁をのせる
連結した提灯枠を持ち上げ低い馬の上に置きます
山車では運転席側から梁を渡す
提灯枠に電球を取り付けて行く
正面の梁を渡すこちらは太鼓用の横架材
梁をボルトで固定し束を立てて行く
電球を点灯させ提灯を被せる
山車では屋根を載せる
境内では小さめの提灯枠を組んでいく
切れた電球を交換物凄い数の提灯です
屋根は足場が少なくなり最後は脚立で外から被せる
サイドに手摺を付け屋根を固定
さらに屋根は上部からボルトを通し、軒桁に固定
社殿のガラスを拭き掃除提灯をクリップで固定
山車はロープで荷台の鳥居に固定
電球をつけ終わると電気を流して確認
山車の屋根に破風と堀町の飾り瓦を取り付ける
組み上がった提灯枠を縦に起こす
建物の形に合わせて作ってあります
柱を固定10時10分頃になると
休憩を取り10時30分に
作業再開飲み物をクーラーボックスへ
フェンス側にも提灯枠を立てる花飾り用の部材を取り付ける
道路側では柱と枠を並べ
更に提灯枠を作ります正面にも花飾りの部材
境内の東側からは長い棒が幟竿です
山車に提灯枠を付ける竹を積んだ
軽トラが到着枠に提灯を取り付け
竹を荷台からおろし枝を切り落としていく
電球を取り付け提灯を被せる
山車の提灯枠は4面全てに付き
軒桁に紐で固定枠に提灯を取り付ける
倉庫から合板を運び出し
東側のフェンスへ掲示板を作るようです
山車では電線に電球を付け提灯に入れて行く
荷台の後ろに発電機を積む
締太鼓の枠を取り付けるこちらは掲示板の骨組み
こちらは渡御中の飲み物を運搬する堀町神酒車
鳥居に注連縄を張る掲示板が出来てきました
山車では締太鼓用の枠の高さを調整します
御嶽会の幟を通り沿いに設置
掲示板が出来上がりました注連縄に紙垂を付ける
角材でかさ上げ提灯を目玉クリップで固定
掲示板には照明が付きます竹は上部だけ笹を残す
締太鼓の枠をセットし足をロープで固定
石碑と水鉢にも注連縄を張る
提灯枠を社殿の左手に設置
反対側の足もロープで固定
最後の提灯枠は道路側へ社殿入口に注連縄を張る
境内には神輿用の忌竹を設置
提灯のケースが空になりました発電機の上部にカバーが付く
別の町内が挨拶に来ました
手拭で作った飾りです提灯枠に配線をする
看板に穴を開け山車の正面に結び付ける
祭壇には供物が並ぶ縄に紙垂を通す
山車の周りに紅白幕を張る
水鉢にも紙垂を取り付ける看板には御嶽太鼓連の表記
発電機を回し電球を点ける
提灯枠の上部に照明を設置境内の木を剪定
切れている電球を交換社殿前にも照明が付く
発電機の熱が太鼓に行かない様に板を被せるようです
御嶽会は境内を掃き掃除
板にキリで穴を開ける剪定した枝を細かく切断
神輿の収納用の台車と
短い轅を裏の倉庫へしまう
板を発電機に固定倉庫は増築されたものです
花飾りを山車へ運び正面と
運転席側に差し込み横方向は竹で固定
浅田材木店から神輿を載せたトラックが到着
荷台から馬をおろし轅を専用の台車へ載せる
前棒に肩を入れ神輿を荷台からおろす
昨晩捩り掛けをした神輿です
正面を道路側に向け境内へ入れる
馬の上におろし轅の調整
花は紐で荷台側へ寄せる反対側も横方向を竹で固定
トラックは浅田材木店へ山車の準備が終わり
12時40分頃に昼食を取る


宵宮準備 (午後)

  宵宮の準備は午前中でほとんど終わり、午後は神輿の忌竹の設置や国旗用の竿立てなどが行われる。堀之内太鼓保存会は山車に太鼓を取り付け、14時過ぎから15時40分までの間に、2回に分けてフレ太鼓の巡行に向かう。

御嶽会は社殿前で昼休憩13時頃に休憩を終え
神輿を抱えて鳥居側へ寄せる
鈴を磨き塗装の修復作業
四隅の竹に縄を張り紙垂を取り付ける
太鼓保存会は大太鼓を運び山車に設置
会長宅で締太鼓の調整調整を終えた太鼓を運び
金属の棒を通して枠へセット
14時頃になると子供達が山車へ乗り込み
太鼓を叩いてお宮を出発
触れ太鼓の巡行に向かう台車に載せた子供神輿が
お宮に到着大神輿の隣に並べる
14時20分頃に山車が戻り
倉庫の横で暫く太鼓を叩く
社殿の東側では幟竿の先端に榊を取り付ける
竿が短いので道具は必要ありません
フェンスを利用して竿を固定し
日の丸を上げる
15時5分になると山車がお宮を出発
2回目の巡行は私も山車に乗り込みます
御嶽神社の北側を巡行し
途中で駐車場へ入り暫く太鼓を叩く
隣はグループホームエレクト太鼓を楽しみにしてた入居者
20分以上太鼓を叩き15時35分頃になると
山車に乗り込み駐車場を出発
来た道を引き返し
お宮に到着倉庫横にとめる
軽トラにはテーブルが境内へ運び込む
子供達は一旦山車を降り暫く待機します
川向うには坪之内の山車が交通安全協会が到着
子供達は再び山車に上がり太鼓を叩く

  この後は子供神輿渡御へ

囃子

  堀之内地区の囃子は「堀之内太鼓保存会(御嶽太鼓連)」によって伝承されており、太鼓は締太鼓2個と大太鼓1個で構成され、近年に笛を取り入れた。演奏される曲目には「ハヤシ」・「ミヤシロデン」・「ジショウデン」の3曲があり、ジショウデンは近年に新しく取り入れた組曲形式の曲である。
  堀之内では毎年、手作りでバチを作っており、12月に大山から木を伐り出して3月に製材し、八角形の状態からカンナ20丁を使って7月にバチ作りを行っている。

トラック山車太鼓は正面に並べる
締太鼓は椅子、大太鼓は立つ笛は歩きながら演奏
ハヤシ

  堀之内にはかつて曳かれていた山車が残されており、柱と屋根が無い状態で保管され、現在では大祭での御嶽神社宮入り後の餅撒きで、足場として利用されている。この山車は南金目神社の祭礼の衰退とともに昭和40年(1965年)頃に曳かれなくなり、その後は山車の出ない年が続いたが、昭和47,48年頃にトラックの荷台に丸太を組んで作った簡易的な山車で宮入りするようになった。
  旧山車には木製の車輪が使われており、当時は車輪を保存するために御嶽神社横の川に沈め、車輪は川に流されないように紐で結び付けられていたという。現在は太鼓保存会の会長宅で水を張った古い風呂桶とドラム缶に木製の車輪を沈めて保存し、祭礼の時に水から出して山車に取り付けている。現存する旧山車よりも更に古い山車があった時代には、三ノ宮の人形山車から人形だけを借りてきて、山車の上部に乗せていたが、電線が設置されるようになってからは電線が邪魔になるという理由で乗せなくなったという。
  かつては南金目4地区が堀之内と同様の山車を所有しており、祭りの時には各部落から山車を出し、何台も並べて南金目中を曳き回して太鼓を競った。南金目を巡行した後は坪之内が青柳を途中まで迎えに行き、堀之内・根下と合流して、4基の山車が連なってなって南金目神社へ宮入りした。山車が宮入りする順番は南金目神社がある宮本の坪之内が最初で、二番手が青柳、三番手が堀之内で最後が川前と固定されており、社殿前から順番に山車を並べていた。宮入り後は芝居の幕間に激しい競り合いが行われ、競り合いは夜まで続いたという。

かつて曳かれた山車車輪は木製
木製の車輪は腐食を防ぐために普段は水に浸けています
予備の車輪ロープ締めで使われたカケヤ
一番古い革は昭和26年4月

  南金目神社に宮入りした山車は、競り合いで太鼓の音を少しでも良く聞かせるために、山車を前にずらしたり、山車を傾けて太鼓の面を起こすなどしていたが揉め事が多く、境内にラインを引いて山車の位置を固定するなどしていたという。当時はロープ締めの太鼓であったため、堀之内の会館で締太鼓をロープで締め上げ、締め終えた太鼓を担いで南金目神社へ運んだという。堀之内にはロープ締めで使われていたカケヤと昭和26年(1951年)の締太鼓の革が現在でも残されている。
  堀之内で現在のトラック山車が出来たのは1998年頃で、宮入りの順番は現在のトラックの山車でも引き継がれている。南金目神社での滞在時間は短くなっているが、競り合いと合わせて各地区ごとの発表演奏も行われている。



太鼓練習

  堀之内地区では大祭の2週間前から御嶽神社の境内で太鼓の練習が行われ、時間帯は18時30分から20時30分までとなっている。ここでは平成29年(2017年)9月30日の土曜日に行われた、太鼓練習の様子を紹介する。

太鼓の練習は御嶽神社前で18時30分から開始
社殿前にテントを張り締太鼓が4個と大太鼓が1個
19時45分頃になると締太鼓を2個しまい
保存会のメンバーがお手本で片側の締太鼓を叩く
境内では古い革を使って練習練習は2週間続きます
途中で保存会のメンバーがお手本の演奏を披露
かなり古そうな革です20時30分になると
練習が終わり太鼓と革を片付ける
保存会にお礼を言う子供達社殿内で締太鼓を緩める
太鼓の台はテント下にまとめ親御さんが子供達を迎えに


神輿

  御嶽神社の旧神輿は大正時代に須賀の三嶋神社から五円で譲り受けたと言い伝えられ、須賀から堀之内まで神輿を担いで運んだという。当初は塗りが施されていなかったが、堀之内に譲られてから間もなく塗りが施された。堀之内では三之宮のように神輿を倒していたこともあり、須賀から譲り受けた神輿は痛みが激しく、平成9年(1997年)に現在の神輿が製作された。
  神輿の製作は秦野市落幡の芦川伸一氏によるもので、板金は横浜、漆塗りは平塚、彫刻は伊勢原で行われた。旧神輿の部材で再利用されたのは四隅の狛犬と鳳凰のみで、鳳凰に関しては羽と尾を修復し、羽は一枚羽から二枚羽に変更された。神輿の形状は旧神輿とほぼ同じであるが、屋根部は曲線を付けて勾配が急になっている。また、露盤を嵩上げして鳳凰の足を斜めに挿せるように改造し、鳳凰が前傾姿勢になるような構造になっている。

御嶽神社神輿(平成9年製作)旧御嶽神社神輿(昭和52年)
旧神輿からは4隅の狛犬と修復された鳳凰のみが使われた
露盤を嵩上げし鳳凰を傾ける軒下部
胴回り台輪周辺
御嶽の子供神輿境内に並ぶ大小の神輿

  堀之内の子供神輿は青柳から譲り受けた個人の所有物で、宵宮と大祭では台車に載せてロープで曳かれる。御嶽神社神輿は御嶽会が、子供神輿は育成会が中心となって管理運営を行っている。



子供神輿渡御

  宵宮では16時30分から子供神輿と太鼓の山車が、約1時間掛けて堀之内地区を巡行し、お宮に到着すると子供達には軽食が配られる。

時刻は16時丁度子供神輿の宮出しまで30分
境内の提灯に明かりが灯される
子供達が集まってきましたもう直ぐ宮出しです
大神輿では提灯を並べ記念撮影
御嶽会は子供神輿を通りへ移動
子供神輿は担がずにロープで引っ張ります
子供達が神輿の前に集まりロープの両側に整列
育成会の一本締めで太鼓が打ち鳴らされる
子供達はロープを引っ張り16時30分にお宮をお発ち
上粕屋南金目線に出て右折
子供神輿に続いて太鼓の山車も出発
一行は県道612号を北へ進む
堀町バス停を通過し北金目地区に入ります
井山木工所を通過し途中で右折
山車も後に続きJA湘南金目支所前を通過
T字路を右折し南金目地区へ入る
突き当りのT字路を左折しエレクト裏の三叉路を右折
先ほどの駐車場横を通り大通山 法傳寺を通過
堀之内自治会館横を通過子供神輿を待つ御嶽会
観音橋入口の交差点で右折し
平塚秦野線を秦野方面へ直ぐに右折します
左手のHAIR CRAFTには塗り絵形式のポスターが
道沿いに左へカーブすると目の前に御嶽神社
17時20分頃に到着
山車は私道を利用して
向きを変え社殿横に停車
子供達はパンや飲み物を貰う太鼓の叩き手は山車を降りる
子供神輿は移動され収納場所へ向かう
夜の巡行に向けて打ち合わせ山車では締太鼓を増し締め
太鼓の子供達も軽食を貰いに大分日が暮れてきました


宵宮渡御

  子供神輿の渡御が終わると18時からは、御嶽会の一本締めで御嶽神社神輿の渡御が行われる。

●御嶽神社 (出発18:00)

堀之内自治会の準備も整い大神輿の忌竹を外す
轅の上に跨り御嶽会の一本締めで
18時に宮出し東へ向かって練り歩く
太鼓の山車もお発ちし宵宮渡御が始まります

  この後は宵宮渡御を参照。

●御嶽神社 (到着20:10)
  杜のとうふ工房を出発した神輿は御嶽神社の境内には入らずに、横の道路で芯出しをして神輿をおろす。

御嶽会の会員宅前で神輿を揉みます
神輿が近づくと締太鼓を外し
革を緩める神輿はお宮へは入らず
通りで芯出し
甚句を入れながら神輿を揉む
御嶽会は甚句が上手いです宵宮では副会長が芯出し
20時10分に拍子木が叩かれ
神輿を馬の上におろす太鼓連は大太鼓を外す
地元へ戻る坪之内の山車太鼓連は暫く待機
通りでは友好団体が直会御嶽会は友好団体を順次見送り
太鼓連は太鼓を降ろし会長宅へ運ぶ
山車の発電機を切る御嶽会は直会の後片付け
山車から発電機を降ろし山車をJAへ移動
浅田材木店からトラックが到着し
神輿から馬を抜いてトラックの荷台へのせる
馬はトラックへ載せずにお宮へ収納
神輿をのせたトラックは浅田材木店へ移動
自治会はお宮で直会神輿の台車を
鳥居前へ移動明日は愈々本祭(例大祭)です

  神輿がお宮に到着すると神輿の友好団体は直会を行い、直会後は山車をJA湘南の金目支所へ、神輿は浅田材木店へ移動して解散となる。



本祭準備

  本祭当日の朝は式典と神輿渡御の準備が行われ、山車は式典前に触れ太鼓で堀之内地区を巡行する。堀之内の御嶽神社の例大祭の式典前に、南金目神社では比々多神社の宮司により南金目神社の例大祭の式典が執り行われる。

朝8時にやって来ました山車は既に移動済みです
太鼓保存会は太鼓の準備
会長宅で締太鼓の調整山車に大太鼓を取り付ける
自治会は社殿の扉を開け式典の準備
山車の枠に締太鼓を設置子供達が集まってきました
会長宅では電ノコの準備木の板を切断します
山車まで運び椅子の高さを上げる様です
8時40分頃になると神輿をのせたトラックが到着
合板2枚をビス止めもう直ぐ出発です
後方の轅に台車を入れ移動用の台車を準備
前の轅を持ち上げ台輪下に台車を入れる
トラックを前に出し轅を荷台から抜く
神輿を台車へのせ境内へ移動
8時50分頃になると触れ太鼓で山車が出発
神酒車が到着台車に載せた神輿は
社殿前へ10分程で山車が戻ってきました
スペースが無くギリギリです山車は倉庫横へ
社殿前に神輿を寄せ馬を運ぶ
台車を抜き馬の上におろす
抜いた台車は境内の外へ移動
神輿は式典前に最後の調整
太鼓連は太鼓を叩き続ける子供神輿は既に置いてあります
のし紙を掲示板へ貼っていくご祝儀のお返しに頂きました
9時40分頃になると三之宮比々多神社の宮司が到着
太鼓の演奏を止め子供達は山車を降りる
社殿内では神事の準備神輿には祭壇を設置
笊の中身は宮入り後に撒かれる紅白の餅です


本祭渡御

  南金目神社で式典を終えた比々多神社の宮司は堀之内へ移動し、10時から御嶽神社にて式典が執り行われる。式典後は子供神輿と山車がお宮を出発し、続いて境内では乾杯が行われ、大神輿がお宮を出発する。

10時になると神事が始まる
御嶽会は神輿横に整列宮司が境内へ降り大神輿と
子供神輿をお祓い続いて御嶽会と
自治会育成会と参列者をお祓い
10時25分頃に神事が終わり自治会長の挨拶
御嶽会は子供神輿を移動
お神酒を配る
山車に叩き手が乗り込み子供達は神輿の周りに集合
山車では太鼓を叩き育成会が一本締め
子供神輿からお宮を出発
続いて山車が出発鳥居前では御嶽会の進行
自治会長の挨拶で乾杯
副会長から渡御の説明があり会長が一本締め
神輿を担ぎ上げる
甚句を入れて社殿前で神輿を揉み
一旦肩からおろして輿棒を抱えながら
鳥居を潜りお宮を出発
左に旋回し子供神輿の後を追います


  ※本祭渡御の様子は下記の本祭渡御の前半と後半のページを参照。

  本祭渡御(前半)
  本祭渡御(後半)

  堀之内地区を渡御した大神輿は御嶽神社の鳥居を潜って宮入りし、社殿前で甚句を交えて神輿を揉んで輿をおろすと、御嶽会会長の三本締めで神輿渡御を終える。宮着後は御嶽会が社殿横と旧山車の上から餅撒きを行い、本祭の全ての行事が終了する。

太鼓連は最後の叩き納め
お宮では宮入りに向けて社殿内にブルーシートを敷く
旧山車の舞台上には餅撒き用の紅白餅が
神輿が姿を現すと太鼓連は演奏を終える
神輿がお宮に近づいてきました会長と副会長2名は社殿内へ
神輿は境内に入り鳥居前へ
神輿を抱えて宮入りです
そのまま社殿へ押し寄せると片岡の甚句で
神輿を揉む物凄い観客です
唄い手が変わり甚句に合わせて神輿を揉む
3番手は眞田交友会
最後は御嶽会が甚句を入れて神輿を揉むと
神輿をおろして無事に宮付け御嶽会会長の拍子木で
三本締め御嶽会は社殿横と
旧山車の上から餅を撒きます
太鼓連は締太鼓を外し会長宅へ運搬
御嶽会は友好団体を順番にお見送り
明日は片付けが行われます堀之内の皆様お疲れ様でした

  神輿はその日の内に捩りが外され、社殿横の倉庫へしまわれる。翌日の10月9日(月)は午前9時に御嶽神社に集合し、幟返しと後片付けが行われ、山車もこの時に解体される。片付けが終了すると堀之内自治会館で鉢洗い(反省会)が催される。



             


戻る(南金目)