記念渡御きねんとぎょ
神社神輿新造百三十周年
神輿保存会結成四十周年

記念渡御について

  横内の御霊神社では神輿保存会の結成10年毎に記念行事を行っており、平成30年(2018年)は40周年に当たる年で、11月4日(日)に御霊神社神輿の記念渡御が行われた。御霊神社神輿は明治26年(1893年)8月15日に大山の明王太郎景元によって新造され、平成30年(2018年)で新造から125年を迎えるが、5年前倒しで新造130周年記念とし、保存会の結成の節目の年と合わせて10年毎にお祝いをしている。
  記念行事当日は御霊神社で式典が執り行われたのち、御霊神社神輿が太鼓連の山車に先導されて3時間ほど横内地区を渡御し、最後に保存会神輿と共に宮入り、その後は直会が開かれて終了となる。



準備 (集合6:00)

  神輿の事前準備は10月31日(水)の18時から捩り折りと鳳凰への捩り締め、前日の11月3日(土)の13時からは保存会神輿の準備が行われた。ここからは平成30年(2018年)11月4日(日)に行われた記念行事当日の様子を紹介する。当日は早朝6時に集合し、本社神輿の準備が行われる。

朝5時40分にお宮に到着まだ薄暗いです
社務所でお茶を頂きました5時45分に神輿保存会が到着
神輿殿のシャッターを開けて行く
保存会の受付を設置神輿殿から馬を運び出し
神社神輿を外へ出す社殿の縁の下から
轅を取り出し棒穴へ差し込む
集合時間の6時になると神輿保存会会長の挨拶
改めて準備を再開神輿を台車へ載せたまま
社殿前へ移動し馬の上に載せる
台車は神輿殿へ戻す保存会神輿は移動済みです
神輿では捩り掛け開始箱台輪下でも作業開始
北東から捩りを掛けて行く轅を台輪に固定
続いて対角の南西で捩り掛け神輿殿から荷物を出します
トラックに荷物を積んでいく社殿横からテーブルを運ぶ
捩り掛けは北西側へ参拝に来る地元住民
神輿殿前にテーブルを並べる捩り掛けは対角の南東側へ
前後の轅の先端に芯出し綱を通す
四隅の捩りの上からベルトで増し締め
捩り掛けは本締めに入り4人掛かりで締め上げていく
流石に慣れているようで作業が速いです
荷物を積んだトラックは駐車場へ移動
神輿の提灯を準備社殿前の柵を移動
四隅に提灯を取り付ける本締めは3箇所目
補助のバンドは外します蕨手に小鳥を取り付ける
最後の4箇所目の捩り掛け7時なると役員が打ち合わせ
太鼓連の山車が到着し木の間にとめる
神輿殿から何か運んできました鈴を取り付けるようです
太鼓連のトラックに幕を張る神輿では捩りに鈴を付ける
7時半頃に準備が終わる受付でご祝儀を渡すと
記念のタオルを頂きましたおにぎりで腹ごしらえです
身内で不幸のあった関係者はお祓いをしてもらう
湘南和太鼓絆のトラックが到着式典が始まるまでは
境内で待機します太鼓連では締太鼓の調整
神輿保存会は準備のできた神輿へ肩を入れ
試し担ぎを行います鈴が良く鳴っています
神輿をおろして記念撮影


式典 (開始7:55)

  神輿の準備が終わると社殿では式典が始まり、大神の寄木神社の宮司により神事が執り行われる。社殿での神事が終わると参列者は境内へ降り、宮司により神輿と山車の御祓いが行われる。

7時50分頃になると太鼓の合図で代表者が社殿へ向かう
保存会は境内で待機7時55分頃に神事が始まり
最初に修祓続いて献饌
祝詞奏上玉串奉奠が宮司から行われ
神輿保存会から順番に各団体の代表者が
拝礼してく続いて撤饌
最後に宮司一拝で太鼓が叩かれる
宮司の挨拶があり社殿での神事は終了
出席者と宮司が境内へ降り
神輿保存会は神輿の周りへ宮司が神輿を御祓い
保存会の会員も御祓いします
続いて山車をお祓い運転席と
キャビン正面もお祓い太鼓連のメンバーを御祓い


宮立ち (出発8:40)

 式典が終わると、御霊神社神輿保存会の会員のみで神社神輿が担がれ、社殿前から参道を通って鳥居からお宮を出発する。

鳳凰に稲穂を銜えさせる宮立ちまで暫く待機です
保存会は神輿を180°旋回正面を鳥居側へ向ける
8時30分になると社殿に前に集合し
神輿保存会会長の挨拶一本締めて
神輿を担ぎ上げ社殿前をお発ち
太鼓連は宮昇殿を演奏甚句を入れて神輿を揉む
馬をトラックへ積みます神輿は鐘楼前を通過し
参道を進んで行く宮出しは氏子のみで担がれます
8時40分に鳥居を潜って神輿が御霊神社を出発
左手にはトラックが待機太鼓の山車は裏から宮立ち
神輿は県道44号に出て左折山車は先にお宮を出発
神輿は神輿康のトラックへ荷台へ載せて
私も乗り込み神社を出発


今井石油 (到着8:50、出発10:00)

  神輿は境内正面に準備されたトラックへ載せられ、記念渡御がスタートする今井石油へ移動する。今井石油には記念渡御に参加する友好団体が集まり、9時40分頃から式典が執り行われ、各団体の代表者に襷が手渡される。式典後は一本締めて今井石油を出発し、太鼓連の山車に先導されて神輿がバス通りを渡御して行く。

お宮を出発した神輿は横内交差点を右折し
バス通りを平塚駅方面へローソン平塚横内北店を通過
静岡中央銀行ファッションセンターしまむらを通過し
横内団地入口を右折右手の今井石油には山車が
不二家平塚横内店の駐車場でトラックをとめる
前鳥神社の担ぎ手が到着山車は交差点側へ移動
キャノピー下に受付を設置保存会のメンバーが到着
神輿の轅を台車へ載せ荷台からおろし
道路を渡って今井石油の敷地へおろす
担ぎ手を乗せたバスが交差点に到着
受付ではお神酒を紙コップへ友好団体が順番に
受付を済ませます小雨が降り始めたので
提灯を外しサランラップを巻いて
防水処理をし再び神輿に取り付ける
9時40分に保存会が打合せ記念渡御前の式典が始まる
最初に総代の挨拶続いて交通指導員の挨拶
神輿保存会会長の挨拶神輿渡御の出発地点は
10年前と同じです天候が少し心配です
続いて友好団体に襷を順番に渡していく
平塚以外にも秦野や茅ヶ崎など多くの団体が参加します
神輿康さんも参加です続いて渡御の注意事項を説明
受付からお神酒を配り
保存会の会員の挨拶で乾杯
一本締めて神輿を担ぎ上げる
太鼓連は太鼓を演奏
甚句を入れて神輿を揉み今井石油をお立ち
横内団地入口交差点へ先導役の山車は先に出発
神輿は交差点を左折し一行は北へ進んで行く
担ぎ方は“どっこい”で茅ヶ崎系の甚句になります


休憩所@ (到着10:50、出発11:05)

  今井石油を出発した一行は「やきとり専門店つるちゃん」横の敷地で15分ほど休憩を取り、再び出発してバス通りを北へ進んで行く。

甚句を交えて練る神輿渡御を盛り上げる太鼓連
はなまる歯科クリニックファッションセンターしまむらを通過
甚句の上手い方が多いです美容室 髪風船
おそば 増田屋セブンイレブン平塚横内店
JA湘南横内支店を通過小雨が降っています
カクイチショールーム平塚店居酒屋うみ花
横内下バス停神奈川ハマタイヤ湘南営業所
先頭の山車がバックで左手の敷地へ入る
神輿も休憩所の前まで来ると肩を入れ替えて山車の横へ
甚句を入れて揉み馬の上におろす
休憩所ではお茶を配り鈴を調整
休憩を終えると一本締めて休憩所をお立ち
太鼓連も太鼓を叩いて出発次の休憩場所を目指します


          

休憩所A (到着10:50、出発11:05)

  バス通りを北上する一行は横内交差点を通過し、明治山神田寺前で引き返すと、近くにある民家の私道へ入り最後(2回目)の休憩を取る。ここには前日の3日(土)に運び込まれた保存会神輿が置かれており、ここからは神社神輿と保存会神輿の2基の神輿が御霊神社まで渡御して行く。

雨が少し強くなってきました臨済宗 無量山 西福寺
静岡中央銀行平塚支店ローソン平塚横内北店
マサイ自動車横内四ツ角バス停を通過し
お宮へは向かわず横内交差点を直進
今日は肌寒いです最初の十字路で山車は
バックして左手の道へ神輿はそのまま直進
休憩所を通過し十字路も直進
横内上バス停を通過し明治山神田寺前で
Uターンし来た道を引き返す
南下して直ぐに右手の私道へ入ると
奥は少し広くなっていますスペースを利用して回転し
頭を出口側へ向け甚句を入れて揉み
拍子木の合図で神輿をおろす
休憩所ではお茶を配り奥では前日に運んでいた
保存会神輿からブルーシートを外します
宮入りに向けて神社神輿に奠の綱を結び付ける
保存会は会員を集めて確認事項を説明
最後に友好団体に向けて宮入りの注意事項を説明し
保存会神輿と神社神輿で同時に一本締め
保存会神輿と神社神輿が担がれ
休憩所をお立ち私道を進み
神社神輿から正面の道を右折前方の山車も出発
保存会神輿も私道を抜けバス通りに出て右折
雨は小降りで神輿渡御には影響無さそうです
ここから宮入りまでは大神輿2基のが練り歩く


宮入り (到着12:55)

  バス通りを南下した一行は横内交差点で右折し、御霊神社前まで来ると、太鼓連の山車はお宮の西側から宮入り、2基の神輿は正面の鳥居から神社神輿・保存会神輿の順で宮入りする。神社神輿は例大祭と同様に奠の綱で社殿前まで誘導され、社殿前で2基の神輿が並んで揉まれると、最後は三本締めて記念渡御が終了する。

横内交差点では警察官が信号を全て赤にし
先導役の山車から交差点を右折
続いて神社神輿と保存会神輿も右折し
御霊神社までは最後の直線です
山車は鳥居前を通過し右折して裏から宮入り
神社神輿は鳥居前で
右折し鳥居を潜って
宮入り後方の保存会神輿も後に続く
神社神輿では奠の綱が引かれる
保存会神輿も宮入りし2基の神輿が参道を進む
社殿の方へ向かうと参道の西側では
太鼓連が迎え太鼓神輿殿前には直会のテント
奠の綱に引かれた神社神輿が境内へ
保存会神輿も後に続く鐘楼では宮入りの合図
神社神輿はいよいよ社殿前へ
太鼓連は演奏を止め保存会神輿も社殿前へ
13時に2基の神輿が並ぶと甚句を入れて
神輿が揉まれる再び甚句が入り
宮入りは最高潮大神輿2基は豪華です
最後の甚句を入れ拍子木の合図で
保存会神輿と神社神輿がおろされる
保存会会長の挨拶で拍手が湧きます
13時10分に会長の三本締めで無事に記念渡御が終了


直会・片付け (解散16:15)

  神輿が無事に宮付けされると、友好団体から先に直会が催され、御霊神社神輿保存会は直会を終えた友好団体から順番に見送っていく。その後は横内の各団体が集まって直会を行い、直会が終わると神輿を神輿殿へ納めて解散となる。

山車では飾り付けを外す友好団体はテントで直会
保存会は芯出し綱を轅から外す
雨が降っているので軒下で雨宿り
太鼓連は山車で雨宿り絆の演奏は中止になりました
保存会は食事を終えた友好団体から見送ります
四之宮は神輿前で記念撮影こちらは八幡でしょうか
上深谷は綾瀬市でしょうかこちらは平塚帝會
春日神社神輿保存会知らない会が多くあります
寄木神社も取材したいです南湖仲町は茅ヶ崎市
今宿松尾大神神輿保存会田村の八坂神社
最後は秦野の今泉など見送りを終えると奠の綱を外し
神社神輿を担ぎ上げ180°旋回し
正面を鳥居側へ向ける続いて保存会神輿も
180°旋回して馬の上におろし
総代・町代・自治会・交通指導太鼓連が記念撮影
保存会はテントへ移動し友好団体の直会の後片付け
神輿殿前のテントを移動し社殿側へ移動
保存会は大忙しです山車のトラックはバックして
社務所と神輿殿の間へテーブルをテント下へ移動
荷台から山車を持ち上げ社務所と神輿殿の間を通り
神輿殿の裏へ下してブルーシートを掛ける
テント下では直会の準備保存会も神輿前で記念撮影
14時になるとテント下に集合し保存会会長の挨拶
続いて宮総代の挨拶最後に顧問の挨拶で
乾杯漸く横内の直会が始まります
直会は30分程で終わり一本締めて片付けを開始
雨が止んできました山車のトラックがお宮を出発
トラックを神輿殿前へ寄せテントから椅子を運び
荷台へ積んでいくテントは社殿横へ移動
椅子を積んだトラックが出発神輿では捩りを解き
提灯や榊を外していく
蕨手から小鳥を抜く神輿殿では台を準備し
保存会神輿を担ぎ上げそのまま横へ移動し
台の上へおろす輿棒を抜くと
担いで移動し神楽殿前に降ろす
鳳凰を露盤から抜き専用の台へ足を差し込む
神輿はレールに沿って台ごと奥へ移動
手前に出ている部材はばらして収納
神輿殿から台車を取り出し神楽殿の扉を開ける
鳳凰を運び台車の上へ
台車で神楽殿まで移動し
扉をもう一枚開け室内へ収納
続いて神社神輿を担ぎ上げ馬は神輿殿へ
神輿も神輿殿へ移動し馬の上におろし
轅を抱えてさらに台車へ載せ換える
轅を抜くと担いで神楽殿へ移動し
室内へ収納露盤から鳳凰を抜き
専用の台へ足を差し捩りを解いていく
保存会神輿の轅は社殿の縁の下へ収納
神社神輿を台車ごと神輿殿へ
テントは足だけ折り天幕を乾かします
神輿の台車は神楽殿裏の倉庫へしまう
社務所前では晒を解きます
神社神輿の鳳凰も神楽殿へ収納
神楽殿と神輿殿を戸締りし
保存会会長の挨拶で解散横内の皆様お疲れ様でした


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