北下町きたしもまち

浅間神社介

  「浅間(せんげん)神社」は北下町(浅間町)の氏神で、祭神は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)である。高来神社の末社で、社殿は弘化2年(1845年)4月の再建である。

浅間神社社号柱
鳥居浅間神社 由緒
第六番所 庚申塚(祠の中)社殿
倉庫境内


例大祭

  昭和56年(1981年)の『神奈川縣神社誌』によると例祭日は4月8日であるが、かつては3月15日であった。昔は神楽を奉納し、オニギリやお菓子などを配った。神楽の演目は「三番叟」・「神代」などであった。
  近年は大北・中宿などと合同で祭祀するようになり、役員は道祖神祭と同じで宮世話人4人と若い衆世話人10人から構成されている。
  北下町には道祖神社・浅間神社・栄久稲荷神社の三社があり、祭典の世話をするネンバン(年番)は道祖神社と浅間神社のミヤゼワニン(宮世話人)が交代で担当する。起源は3年である。祭典においては区長が祭典委員長、年番の宮世話人代表と副区長が副委員長となり、三社の宮世話人が神輿係(3名)、山車係(5名)、受付会計係(3名)等の役割を担当する。

囃子

  



神輿

  



道祖神社

  「道祖神社」はかつては賽(さい)神社といわれ、北下町の大北で祀られている。祭神は猿田彦命(さるたひこのみこと)で、御神体は社殿内の祭壇に祀られている。創立年月は不詳であるが、弘化3年(1846年)5月に再建している。例祭日はサイトとは別に3月7日で、この日には伊勢原の方から神代神楽が来て面芝居を上演したという。佐儀長は神奈川県の無形文化財に指定されている。

道祖神社鳥居
神額手水舎
第七番所 道祖神社(塞神社)社号標「塞神社」
社殿倉庫
庚申供養塔境内

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