上町

日吉神社

  上町では「蓮花院」の裏にある「日吉神社」を祀り、昔は府川家で祀っていたという。天保12年(1841年)完成の『新編相模国風土記稿』には「日吉山王社」とあり別当寺院は「蓮花院」とある。
  『神奈川縣皇國地誌殘稿』には「小社ナレド古時は頗大社ナリ」と記され、さらに「社ノ南ニ蓮華院アリ古来本社ノ別當トシテ日吉山神宮ト号ス」とある。
  『日吉神社神輿改装修復趣意書』には次のように記されている。
「 蓮花院の朝慶法印、日吉神社を勧請。祭神 木花咲那姫命(本地仏阿弥陀三尊) 吾妻鏡に頼朝、相模十二社の一つで建久三年八月九日、安産祈願。
  旧社殿 享保六年三月吉日。蓮花院第十一世権大僧都頼義法印再建
  明治四十年十月十六日 蓑嶋辨次印 加藤章吉幟一対奉納
  昭和七年七月十五日 世話人 原□之助 蓑嶋保太郎 青年会役員 原清七、原三郎 工師 加藤音吉 彫刻師 山崎竹次郎 金参百円で神輿新調、上町三〇戸、小子児 童六五名
  昭和二十六年五月二日 石段改修
  昭和三十年七月十五日 町内会長原初五郎 脇 義□ 幟一対新調
  昭和三十七年七月十五日 蓮花印二十六世英厳僧正 社殿再建 御神体を作り替える。
  昭和五十三年九月吉日 神輿修復 町内会長 原武男  」

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鳥居参道
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社殿神輿殿?


例大祭

  『風土記稿』によると例祭日は旧暦の6月15日であったが、近年は7月14・15日である。
  

太鼓

  



神輿

  昔は青年が主になって樽神輿を作って担いだが、今は立派な神輿を作ってある。昔は子供が大勢いたので、神輿を担ぐのも楽だったという。


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