神輿渡御みこしとぎょ(後半)

D大蔵・・・大蔵地域集会所(到着14:35、出発14:45)

  岡田地区(西岡田・岡田新町・東岡田)にある4箇所の行在所を渡御し終えた一行は北に進み、3地区のうちで一番範囲が狭い大蔵の行在所を目指す。全ての行在所に共通することだが、各行在所に神輿が到着すると供物が備えられ、神主により神事が執り行われる。

先ほどの三叉路を左折し一行は北上する
県営寒川もくせいハイツ前を通過梅雨の合間で晴天に恵まれる
県営住宅に沿って左折し直ぐに右折
子供達も見送る中一行は大蔵地区へ
細い通りを練り歩く前会長は親子で花棒へ
こちらは休憩場所の前会長宅愛好会で所有する万灯神輿
第九分団の消防小屋で右折し行在所は通過する
しばらく進むと右折し養護老人ホーム湘風園へ向かう
屋台は一足先に湘風園を出るこちらはひょっとこの踊り手
門前で屋台と神輿がすれ違い今度は神輿が敷地内へ
奥ではお年寄達が天保神輿を歓迎
建物前で甚句を入れ威勢よく神輿を揉む
しばらくすると反時計回りで敷地内を旋回
お年寄達に見送られ湘風園を後にする
来た道を引き返し行在所へ向かう
道なりに左折し大蔵地域集会所前を通過
敷地内に沿って右折し正面入口を通過
肩を入れ替えて行在所へ神輿正面を通り側に向ける
一本締めで担ぎ手は休憩
神輿に御神酒を供え神事を執り行う
前会長宅は担ぎ手で一杯にドッコイ ドッコイ
休憩を終えると一本締めで行在所を出発
T字路を右折し次の行在所を目指す


E小谷・・・小谷地域集会所(到着15:50、出発16:00)

  大蔵の行在所をお発ちすると西へ進み、一行は小谷地区を巡行する。

消防小屋を右折し竹薮に沿って左カーブ
途中で右折し裏道を西方向へ進む
大通りの丸子中山茅ヶ崎線で一行は右折して北上
太陽ラーメン前を通過暑い中、子供神輿も頑張ります
大蔵の信号を通過し道なりに左カーブ
本日初めて会長の甚句が入り威勢よく神輿を揉む
その後も立て続けに甚句が飛び交う
小谷バス停を通過し目の前は隣の藤沢市
藤沢市に入る前に左折し寒川町との境を進む
畑に沿ってT字路を左折
直進すると目の前には寒川町立小谷小学校が
涼しくなって勢いを増す神輿校庭横を練り歩く
学校を離れて左側の道へ相模川左岸用水路を渡る
しばらくすると右折し細い裏道を突き進む
右手に吉祥会寒川ホームが見え右折して駐車場へ入る
お年寄に迎えられた神輿は甚句を入れる
建物前で揉む神輿かなり盛り上がってきました
お年寄に見送られ寒川ホームを出発
行在所の小谷地域集会所には屋台と先導車が先に到着
神輿も行在所に姿を見せ肩を入れ替えて敷地内へ
輿を下ろして一本締め
子供神輿も到着し皆で休憩を取る
休憩中は神輿前で神事が行われる
休憩を終えると一本締めで行在所を出発
敷地に沿って右回りし次の行在所を目指す


F小谷・・・福泉寺前(到着17:05、出発17:15)

  一行は小谷地区で2箇所目となる、福泉寺近くにある行在所を目指す。神主は常に天保神輿の前に立ち、新しく通る道を祓いながら進んでいく。

集会所を後にし神輿は神主に先導される
道なりに進み小谷地区を練り歩く
民家を抜けT字路を左折
ここから甚句が入るアンコールに答えて数曲歌うが
この歌い手は人気があるのでアンコールは鳴り止まらず・・・
ようやく別の歌い手に交代一行は左折して用水路を渡る
歌い手が次々と交代し甚句が途切れなく飛び交う
突き当りを右折し住宅地を練り歩く
子供も甚句を歌います道なりに左カーブ
小動へ向かって進み突き当りを左折
こちらは小学生ぐらいでしょうか歌詞を忘れて苦笑い
今度は愛好会で甚句を回し小動との境を練り歩く
しばらく進むと左折し福泉寺裏手を通過
新しく通る道は神主がお祓い神輿は突き当たりを右折
寺の境内に沿って進み寺門前で左折
三叉路を利用して旋回し来た道を引き返す
右手に行在所が見え神輿は後ろ向きで敷地内へ
輿を下ろして一本締め
休憩中は神輿前で式典
休憩が終わると太鼓の音で出発の合図
一本締めでここからは前の轅に全て女性が入る
神輿を担ぎ上げ行在所を出発
子供神輿もお発ちし神幸祭最後の行在所を目指す

G小谷・・・さがみメイト(到着18:15、出発18:25)

  福泉寺付近の行在所で休憩を取った一行は、天保神輿の前の轅に全て女性が肩を入れ、ここからは他の区間とは雰囲気の異なる神輿渡御となる。次に目指すさがみメイトは小谷地区で最後、さらには神幸祭で最後となる行在所となり、宮入りに向けて天保神輿の提灯に明かりが灯される。

女性による華やかな神輿が甚句を交えて練り歩く
一行は右折して用水路を渡る
十字路を直進すると右手には東通電子
祭り囃子に先導され神輿は暫く直進
突き当りを右折しさらに突き当たりを左折
甚句を交えて練る女神輿この辺りから男性も徐々に参加
三叉路を右折通りは担ぎ手で埋まる
暫く南下すると途中で左折
民家の間で激しく神輿を揉み後退して再び元の通りへ
途絶えることなく甚句が入り神輿は再び南下
ロープで神輿を引っ張りながら住宅地をゆっくりと進む
しかし、菅谷は甚句が次から
次へとよく入ります
住宅地を抜け突き当りを左折
左車線を進むと左手にはさがみメイト
神輿の到着を囃子が奥で迎える
担ぎ手は肩を入れ替え鳳凰を道路側に向け行在所へ
輿を下ろして一本締め
行在所での最後の神事神事後に提灯へ明かりを灯す
コロッケやおにぎりを手に取り宮入り前の最後の休憩を取る
休憩が終わると子供神輿が先にさがみメイトを出発
会長が還幸の注意点を説明し行在所での最後の一本締め
轅に肩を入れ行在所をお発ち
いよいよ最終地点である菅谷神社を目指す


●社頭還幸・・・菅谷神社(到着19:00)

  最後の行在所をお発ちすると、子供神輿が囃子の屋台に先導され先に宮入りとなる。屋台は道を挟んで鳥居の反対側に止め、囃子を奏でながら天保神輿の到着を待つ。菅谷神社に天保神輿が到着すると直ぐには鳥居を潜らずに、玉垣前の道を2往復半してから宮入りとなる。さらに境内でも鳥居と社殿の間を同じく2往復半してから、輿を下ろして社頭還幸となる。ちなみに、平成22年度は鳥居を潜った時刻が20時と予定より1時間遅くなったが、神幸祭では還幸時の遅れをもともと1時間程度見越して町内を巡行しているという。

小谷交差点に出ると一行は右折
丸子中山茅ヶ崎線を南下していく
一方、囃子に先導され子供神輿は先に神社へ到着
玉垣前を進み鳥居から宮入り
社殿へ向かって境内を進む
神木を中心に旋回し子供達は肩を入れ替える
鳳凰を境内へ向け子供神輿を拝殿の中へ
今度は神輿を旋回させて鳳凰を本殿へ向ける
無事に還幸した子供神輿囃子の屋台は鳥居前に止める
神楽殿での余興は天保神輿の還幸に備えて幕を閉じる
一方、天保神輿は信号を左折通りが担ぎ手で溢れます
最後の直線を進み神輿は境内前に差し掛かる
そのまま直進して鳥居前を通過さくら幼稚園前まで練り歩く
担ぎ手は肩を入れ替え神輿は後退していく
鳥居前を通過し境内前を練り歩く
奥まで進むと進行方向を変え神輿は再び鳥居へ向かう
神輿は鳥居を潜らず再び鳥居前を通過
幼稚園前まで進み担ぎ手は180度方向転換
再び引き返して鳥居前を通過人で溢れる還幸前の境内
玉垣前を2往復し肩を入れ替え再び鳥居方向へ
神輿愛好会が鳥居を潜り神輿を誘導
神輿は左折して鳥居へ打上花火が社頭還幸を知らせる
2往復半でようやく鳥居を潜り天保神輿が宮入り
甚句が入り境内で神輿を揉む
神楽殿前を進む天保神輿会長と会長代行が拝殿前へ
副会長も加わり神輿を誘導神輿は社殿へ向かう
神輿が押し寄せ拝殿前で激しく揉む
押し寄せる神輿を境内へ押し戻し
神輿はゆっくりと後退幹部達は息を整える
神輿は鳥居まで戻ると甚句を交えて勢いを付ける
神輿は再び引き返し神楽殿前をゆっくりと進む
拝殿前に押し寄せる神輿を再び押し戻す
神輿は鳥居まで戻り境内を2往復目
ここで担ぎ手は全て愛好会へ交代し、再び社殿を目指す
神輿を右へ左へと誘導
境内を2往復半してようやく長い渡御が終了
輿を下ろすと拍手が沸き起こる
愛好会の司会進行で渡御委員長の挨拶
続いて菅谷神社神輿愛好会会長の挨拶
三本締めで無事に菅谷神社へ還幸
愛好会は神輿に肩を入れ担ぎ上げる
そのまま石段を上がり拝殿内へ進む
輿を下ろして神輿を拝殿中央に納める
掛声
(宮入り)

  天保神輿が無事に還幸すると、菅谷神社神輿愛好会の会長により三本締めが行われ、一日の長い渡御が幕を閉じる。菅谷神社の神幸祭の特徴としては、神輿を台車やトラックに載せて移動させることなく、宮出しから宮入りまで終始担いで渡御することが上げられる。近年によく見られる傾向だが、大半の神社祭礼では担ぎ手の減少や渡御時間の縮小に伴い、全ての氏子範囲を担いで渡御することが困難になってきている。しかし、ここ菅谷神社では浜降祭前の渡御であることも幸いして、多くの友好団体および協力団体の担ぎ手が参加し、今でも昔ながらの神輿渡御を継続することができている。
  神輿渡御が終了すると子供神輿と天保神輿は拝殿に納められ、この後は社殿内にて還幸祭が催行される。


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