豊八幡神社例大祭(打間木編)
八坂神社
打間木では明治初め頃に「大神宮様」を祀っていたが、明治24・25(1891・92年)頃に神社合祀で八幡神社に寄せられたという。そこで打間木では「八坂神社(天王さん)」を新しく勧請して祀るようになり、神主に来てもらって祝詞をあげてもらうようになった。大神宮様は八幡神社の両側に石祠で残っており、以前祀られていた場所は耕地整理で田になっている。この大神宮様は『風土記稿』の中にその名は見当たらない。
祭礼は8月1日の「イキマタマの日」であり、この日に子供神輿を担ぐ。かつてはブリキの神輿で、子供が部落中を回って材料などを集め、ブリキ屋に頼んで作ってもらった。ブリキ神輿の前は木の神輿であったという。現在は昭和51年(1976年)に東京で作った子供神輿で、神主に拝んでもらってから担いでいる。
八坂神社 | 神額 |
打間木は昔は28軒しかなかったといわれ、昭和55年(1980年)の『豊田地区自治会名簿』では101戸となっている。
打間木にはかつて「カミ」・「ナカ」・「シモ」の3区分があり、農協から部落に言ってくる水利や土木の仕事役をこの3区分で順に出していた。その他の事ではこの3区分は用いられなかったという。
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