中町
神社の紹介
中町の鎮守である「守宮神社」がいつ頃創建されたか不明だが、地元では「シュクジンサン」と呼ばれ、祭神は大国主命といわれる。守宮神社の名がいつから称されたが分っていないが、鎌倉時代に鎌倉と京都の間に63宿の宿駅が設置され、塩海はその一つの駅であった。その当時は守宮神社の辺りが中宿といって塩海の中心であったため、塩海の宿の守護神ではなかったかといわれている。ちなみに、古い地図には宿神と記されている。
神社の資料としては平成4年(1992年)に神社の清掃をした折に内宮の中から2枚の棟札が発見されたそうである。1枚は明治22年(1889年)10月に神社を造りかえた記録で、これには「奉還座大地主命」と記され「川匂神社宮司 二見景勝、代表 内海勇」の銘がある。別の1枚は大正6年(1917年)に神社の大修理をした記録で、同時に造られたらしい石造りの鳥居にも同年の記録がある。
鳥居 | |
神殿 | |
神社由緒 | 境内 |
太鼓
●中町囃子保存会
「中町囃子保存会」の囃子は下町地区と同様の鎌倉囃子で、昭和53年(1978年)に子ども会を中心に「中町子供会祭り太鼓」として発足した。当初は笛がないために多少中町独自の叩き方となっていたが、平成13年(2001年)に下町地区の指導のもと笛の練習を始め、翌平成14年(2002年)に町内有志の尽力もあって現在の中町囃子保存会として再結成された。以来、小・中・高・大学生が中心となり祭囃子の保存・伝承に努めている。
囃子は「大太鼓1」・「締太鼓2」・「笛1」・「鉦1」で構成され、演奏する曲目は「野帝」・「宮聖天」・「聖天」・「仕丁面」・「人婆」がある。月4回の練習と7月の守宮神社祭礼前には2週間毎日、小学生に太鼓を指導している。
神輿
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