千頭
神社の紹介
「龍田神社」の創建年月は不詳だが、奈良より勧請したと伝えられる。祭神は「級長戸辺命」で、御神体は円鏡である。社殿は間口・奥行きとも一間半の寄棟造で、本殿は元禄7年(1694年)建立の墨書銘がある。また、当社には寛政7年(1795年)の棟札が残っており、この棟札は修理の際のものと思われ、本願主として「池頭知行 長澤繁丸」の名が記されている。江戸時代に飯山村には高家長澤壱岐守の知行所があった。
当社は「千光寺(古義真言宗)」境内にあり、北隣の観音堂と並んで建つ。千光寺は慶安2年(1649年)に徳川家光から観音堂領4石とともに、この龍田社地の竹木諸役免除の朱印状を受けている。
龍田神社 | 観音堂 |
太鼓
神輿
例大祭
飯山・千頭集落にある龍田神社境内で行われる。祭礼は10月13日が当たり日であるが、現在はこの直近の土曜日に行う。千頭地区の住民が参加するが、昔は飯山の他の地区や及川の人も来た。
数日前から花作り等の準備を始め、朝から社殿の清掃や敷物準備、子供神輿の清掃・飾り付け、花(祝儀)掲示板の設置等の準備をする。また、余興舞台は消防団が担当して作る。昔は丸太を組み、板戸を使って舞台がけをした。この舞台がけは前日の宵宮に終日かけて行う作業であった。
大祭当日は自治会役員・消防団・神輿役員の10人弱が参列して、神官により祝詞・お祓いなどの神事を行い、お神酒で乾杯する。夜は余興でカラオケや手踊りなどがあるが、昔は神楽等を催した。祭りの後はお札を配る。また、今も昔も露天商が数軒出る。
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