下沖しもおき

神社の紹介

  「御霊(ごりょう)神社」の創建年月は不詳だが、天保12年(1841年)完成の『新編相模国風土記稿』によると、「御霊権現社」が小名下沖の鎮守となっており、覆屋内に「稲荷山神」を置いていた。現在は同所の「鉾明神社」が合祀されている。
  境内右奥に昭和62年(1987年)の再建記念碑があり、元治元年(1864年)に再建された旧社殿が老朽化し、今の社殿を建てたことが記されている。また、左奥には万延元年(1860年)建立の庚申塔と「富士仙元大菩薩」と刻む慶応2年(1866年)建立の碑があり、この碑は富士信仰の碑で大願成就を記念し造られたものである。

2008.6.152008.6.15
御霊神社社号柱
2008.6.152008.6.15
鳥居社殿
2008.6.152008.6.15
狛犬狛犬
2008.6.152008.6.15
 
2008.6.152008.6.15
境内


例大祭

  『風土記稿』によると祭礼日は旧暦の8月28日であったが、その後は4月5日であった。その後10月8日となり、現在は4月の第2土曜日に実施している。年番を初め、村の人の協力で社殿等の飾りを行う。
  昔は青年会が中心となり、夜宮、本宮、後片付けの3日間行った。青年会に入るのは15歳から38歳までであった。昭和34、35年頃までは幟を立てた。
  大祭当日は午前10時から式典を行い、平塚市大神の神主に来てもらう。式典終了後は社殿内で神主と参加者(氏子)で直会を行い、御神酒を飲んで終了する。また、昔は大山の神主に来てもらった。
  現在は演芸など一切行っていないが、昭和34、35年頃までは芝居や神楽なども行われた。戦後はヤクザ芝居がはやり、青年たちで稽古してまつりでやったこともある。また、芝居を良く売りに来たが、芝居師は本宮の夜に各家に分散して泊まり、芝居師には赤飯と煮しめを出した。



太鼓

  昭和34、35年頃までは太鼓が盛んであった。

神輿

  


戻る(厚木市の祭礼)