神輿渡御(前半)
●宮出し(出発9:00)
式典が終わると宮世話人会の会長から神輿保存会の会長へ襷が渡され、ここからは保存会の司会進行となる。最初に友好団体の紹介が行われ、各団体の代表者は襷を受け取りに前に出る。ちなみに平成21年(2009年)に紹介された団体数は24であった。紹介が終わるとお神酒で乾杯をし、統制長の一本締めで宮出しとなる。お宮を出るまでは神輿保存会のみで肩を入れるが、境内を出発してからは友好団体も肩を入れる。
保存会会長へ襷が渡される | 副会長の挨拶があり |
その間に襷を回し | 肩に掛けていく |
保存会会長の挨拶 | 続いて副統制長により |
友好団体の紹介 | 会長から各代表者へ襷を渡す |
代表者は前に並ぶ | 続いて統制長の挨拶 |
保存会が御神酒を運び | 関係者へ配る |
相談役の音頭で | 乾杯 |
担ぎ手が神輿を囲み | 統制長による一本締め |
保存会が神輿に集まり | 肩を入れる |
神輿を担ぎ上げると | この日最初の甚句が入る |
その間に小熊と | 寺分の子供神輿がお発ち |
大神輿では2本目の甚句 | 統制長は神輿を制止させる |
さらに中庶子分と | 下庶子分の子供神輿がお発ち |
遠藤原と | 上庶子分は裏から出る |
子供神輿の宮出しが終わると | 神輿を下げて |
中鳥居を潜る | そのまま参道を進み |
大鳥居も潜る | 神輿を担ぎ上げ |
いよいよ宮出し | 太鼓の山車も出発 |
神輿は右折し | お宮前を練り歩く |
宮出し後は | 友好団体も肩を入れる |
●小熊(到着9:20、出発9:40)
ここから大神輿は各自治会にある行在所を目指して渡御するが、子供神輿は直接各地区へ戻る。5台の山車は一足先に行在所へ向かい、神輿が到着するまでは競り合いのような形になる。神輿が行在所に到着すると式典が執り行われ、続いて餅撒きが行われる。
山車は先に行在所へ向かう | 羽織が神輿を先導 |
掛け声に合わせて | 小熊地区を進む |
交通指導員が通行止めにし | 神輿はT字路を直進 |
小熊自治会館を通過し | 湘南老人ホーム前を左折 |
細い路地に入る | 行在所では山車が並ぶ |
小熊自治会のテント | 中央には祭場が設置 |
神輿が行在所に着くと | 竹と注連縄を外す |
神輿は左折し | そのまま180度旋回 |
甚句に合わせて神輿が練る | その間太鼓は手を休める |
統制長の甚句で | 輿を降ろす |
小熊の子供神輿を横に並べ | 祭壇の用意 |
神輿前で祭祀が執り行われる | 担ぎ手はテントで飲み物を取り |
広場で休憩 | 神輿保存会は花車付近で休憩 |
式典が終わると | 土屋恒例の餅撒き |
神輿の前から餅を撒く | 餅を求める参拝者 |
餅撒きが終わると一本締めで | お発ち |
行在所を出発 | 山車も神輿のあとを追う |
前方ではトラック2台と | マイクロバス1台が待機 |
神輿は湘南老人ホーム前を右折 | ドッコイ、ドッコイ |
小熊の山車が横を通過し | 神輿を先導 |
小熊自治会館付近まで来ると | トラックに神輿を載せる |
担ぎ手も神輿と一緒に乗り込む | こちらは担ぎ手専用のトラック |
マイクロバスにも乗り込む | 私は神輿のトラックへ上がる |
●遠藤原(到着10:10、出発10:30)
土屋地区は熊野神社に各地区の小鎮守が合祀された関係もあり、非常に広い範囲を回る必要がある。さらに山や坂道も多いため、民家が少ない場所などはトラックとマイクロバスでの移動となる。遠藤原では地元の遠藤原太鼓連が神輿を行在所まで先導し、その他の山車は先に行在所で待機している。
ガーデン倶楽部を通過 | 中には徒歩で移動する人も |
人里離れ、山や | 畑が広がる |
遠藤原バス停のT字路を | 突き当たって右折 |
廃棄物最終処分場で右折 | しばらく進むとトラックを止め |
担ぎ手が降りる | 神輿に肩を入れ |
準備が整うと | 神輿をトラックから降ろす |
神輿を担ぐと | トラックは次の地点へ先回り |
再び歩いての渡御 | 民家に飾られた提灯 |
甚句が1曲入り | 遠藤原地区を練り歩く |
前方では遠藤原の山車が待機 | 神輿が十字路に差し掛かる |
頭を右に振ると | 担ぎ手は方向転換 |
神輿が後ろ向きで進む | 山車を神輿の前に出す |
担ぎ手は再び向きを変え | 来た道を戻る |
遠藤原の山車に先導され | 神輿が練り歩く |
しばらく進むと山車は右折 | 神輿では甚句が入る |
神輿も右折すると | 行在所はもう直ぐ |
畑の横には山車が並ぶ | 遠藤原自治会のテント |
神輿が姿を見せると | 祭場の竹と注連縄を外す |
神輿は頭を進め | 後ろ向きで行在所へ入る |
甚句に合わせて | 神輿を練る |
統制長の甚句で | 輿を降ろす |
神輿に祭壇を設置し | 祭祀が執り行われる |
担ぎ手は飲み物をとり休憩 | 神事が終わると |
遠藤原でも餅撒き | 飛びついて餅を掴む |
餅撒き後は一本締めで | お発ち |
5基の山車が出発 | 神輿も集会所を出て |
遠藤原の行在所を後にする | 前方ではトラックが待機 |
保存会がトラックに乗り込み | 神輿を荷台に載せる |
私は担ぎ手専用のトラックへ | 遠藤原を後にする |
●上庶子分(到着10:50、出発11:10)
遠藤原を出発した一行は再び車での移動となり、次の行在所である上庶子分を目指す。各行在所の式典では地元の自治会で供物を準備し、餅撒きも自治会の代表者が行うようになっている。
目の前にゴルフ練習場が見え | 急カーブに揺られながら |
坂道を下り | 中庶子分地区へ出る |
中庶子分自治会館前を通過 | 左手に行在所が見えると |
平塚松田線を右折 | 消防小屋を通過 |
お宮の花車に追い付く | Uターンしてきた山車と対面 |
庶子分以外の山車は | 右折して行在所へ先回り |
神輿は岩本ストアで折り返し | 来た道を引き返す |
担ぎ手はトラックから降りるが | 反対車線に出られず |
バイクの集団に阻まれる | バイクが通り過ぎると |
気を取り直して神輿を担ぐ | 庶子分の山車が神輿を先導 |
目の前は上庶子分の行在所 | 自治会テントで宮司が神輿を待つ |
行在所の裏道には山車が並ぶ | 庶子分の山車が姿を現すと |
祭場の竹と注連縄を取り去る | 庶子分の山車は裏道に止める |
続いて神輿が行在所に到着 | 神輿を後ろ向きで入れ |
甚句に合わせて | 祭場を練る |
ここでも統制長の甚句が入り | 輿を降ろす |
祭壇が準備され | 祭祀が執り行われる |
その間担ぎ手は休憩 | 式典の後は |
餅撒き | 最後に宮世話人会会長の挨拶 |
一本締めで | 上庶子分の行在所をお発ち |
太鼓の山車も出発 | 次の行在所を目指す |
●中庶子分(到着11:30、出発11:50)
上庶子分からは5台の山車が神輿を先導しながら、次の中庶子分の行在所へ移動する。行在所には地元の庶子分太鼓連の山車のみが入り、その他の山車は手前の駐車場で待機する。各自治会や交通事情などにより、山車の先導方法や移動経路などは若干異なる。また、各行在所では式典後に参拝の時間が設けられており、参拝者には餅を配るようになっている。
一行は平塚松田線を進み | 土屋幼稚園前を通過 |
山車に先導されて | 神輿は平塚方向へ |
統制に導かれ | 歩道橋下を通過 |
しばらく進むと山車は右折 | トラックの駐車場へ入り |
縦に並べて止める | 神輿は駐車場前をそのまま直進 |
目の前には中庶子分の行在所 | 庶子分の山車は既に到着 |
中庶子分自治会のテント | 神輿を待つ宮司達 |
そこへ神輿が姿を現し | 神輿を後ろ向きにし |
祭場へ入ると | 保存会の甚句で練る |
統制長の甚句で | 輿を降ろす |
中庶子分の子供神輿を並べ | 式典 |
担ぎ手は飲み物とつまみで | 休憩 |
式典の後は参拝の時間 | 参拝者には餅を配る |
神輿前に人が集まり | 恒例の餅撒き |
餅撒きが終わると | 副会長の一本締め |
山車は駐車場を出発 | 中庶子分の山車も後に続く |
目の前のT字路で右折し | 次の行在所へ向かう |
山車に続き神輿もお発ち | 行在所を出発 |
T字路で向きを変え | 後ろ向きで右折 |
目の前にはトラックが待機 | 神輿を荷台に上げ |
奥へ移動 | 担ぎ手も一緒に乗り込む |
●人増(到着12:20)
中庶子分から前半最後の行在所のある人増地区までは再び車で移動し、JA湘南の土沢支所の敷地内で昼食をとる。
トラックが出発 | 神大の平塚キャンパスを横切り |
峠を越える | 早田地区を通過 |
坂道を上り | もう一つ峠越え |
左カーブの右手には | JA湘南の土沢支所 |
右折すると | 敷地内には山車が並ぶ |
保存会はシートを敷き昼食の準備 | 担ぎ手専用のトラックからは |
担ぎ手が降りて移動 | 坂道を上り |
林の間をすり抜ける | 地元住民が神輿を迎える |
坂を上っていくと | 右手に神輿を待つ人増の山車 |
トラックを止め | 担ぎ手たちは降りていく |
神輿を荷台から | 降ろし |
担ぎ手に渡す | ここからは前半最後の渡御 |
人増の山車に先導され | 神輿は人増地区を練り歩く |
来た道を戻り | 山道を |
抜けると | 目の前は人増の行在所 |
昼休憩はもう直ぐ | 人増の山車も横に並べる |
行在所に到着すると | 後ろ向きで祭場に入る |
甚句が一回入り | 神輿がJA湘南前を練る |
統制長の甚句で | 輿を降ろす |
その後は祭祀が執り行われ | 餅撒き |
落ちた餅を拾う子供 | 私も1つ拾いました |
敷地内ではシートの上で昼食 | こちらは地元の方々 |
オレンジと奥側には保存会と | 友好団体の方々 |
私もご一緒させて頂きました | 神輿もしばしの休憩 |
神輿渡御は神輿保存会を中心に宮世話人や各太鼓連、そして地元自治会の協力によりスムーズに進められて行く。多くの神社祭礼で見られる風景だが、地元の神輿保存会は神輿渡御の進行、昼食や休憩時の接待などでなかなか神輿に肩を入れることが難しく、神輿を運営していくに当たって他地区の神輿関係者の協力が必要不可欠となっている。
この後は神輿渡御(後半)へ。
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