打越
神社の紹介
飯山部落の打越の地に祭神「熊野久須毘命」を祀る「熊野神社」がある。当社はかつて飯山辻南手の丘陵中腹にあったが、昭和54年(1979年)に市道辻戸室線の建設によって現在地に遷座した。当社造営寄進者の名を刻む石碑には、厚木市名誉市民松川サク氏の名もある。
現在の社殿は拝殿が木造寄棟造亜鉛板葺(間口2間半、奥行1間半)で、それに続き覆殿(間口、奥行共に9尺4方)があり、内宮は木造切妻造向拝付(間口50cm、奥行82cm程)がある。社地入口には慶応元年(1865年)に発願主臼井太郎兵衛らによって奉納された石造神明型鳥居(高さ2.5m、幅1.87m)があり、社前には明治19年(1886年)に奉納された石灯籠1基(柱と上部は別々に置かれている)がある。社殿には「稲荷社」も祀られ、2月には初午の行事がある。
熊野神社 | 鳥居 |
社号標 | 燈籠 |
水鉢 | 熊野神社造営寄進者芳名 |
拝殿 | 覆殿 |
御神木? | |
打越公民館 | 境内 |
例大祭
当たり日は10月11日だが、現在は10月11日直前の土曜日に行う。熊野神社の宮世話人6人(隣組から各1人)が中心となり実施し、任期は3年である。昔はバカマワリといって、1軒がヤドとなりその1年間の神社関係の供物・オスワリ・赤飯を用意した。
大祭前の日曜日に舞台造り(主に花道造り)をする。大祭当日は8時に宮世話人が集合し、9時に神官(飯谷氏)による式が行われ、子供会の神輿のお祓いもする。
18時30分から21時まで余興があり、千鶴舞踊会の踊りとカラオケが舞台で行われる。余興は1年おきに実施しており、昭和53年(1978年)に現在地へ移転したが、移転前と昭和50年代前半までは大勢の人で賑わった。また、露店は平成11年(1999年)頃まで1,2軒出ており、昭和50年頃までは一杯に出ていた。