上町かみちょう(通り三町)

浅間神社

  「浅間神社(せんげんじんじゃ)」の祭神は「木花咲那媛(このはなさくやひめ)」で、二宮町上町の祭神である。土地の人には「浅間さん」として親しまれ、本社は富士浅間神社である。木花咲那媛はその名のとおり、咲く花の匂うような美女で、良縁を得られたので縁結びの神として信仰されている。
  今からおよそ800年前の昔、源頼朝が富士の巻狩りを催した時、曾我兄弟は父の仇、工藤祐経を討取った。この時、姉の二宮の花月尼はその成功を富士浅間神社に祈った。後に、花月尼は大願成就に感謝の意をこめて、自分の住まいの前にあるこの山上に浅間神社を祀ったと言う。

神社由緒
鳥居神殿
境内

上町祭囃子

  「上町祭囃子保存会」は中里地区の指導を受け、昭和56年(1981年)に発足した。会員は小学生から大人まで幅広い層に渡っている。平成5年(1993年)度に若い世代の指導者育成を目的に、高校生以上の会員を中心とした青年部が新たに発足した。
  囃子は「大太鼓4」・「締太鼓4」の構成で、曲目は「四丁目」・「治昇殿」・「宮昇殿」・「屋台」がある。保存会としての活動は春の浅間神社の祭りに始まり、夏祭り、秋の川匂神社例大祭などがある。



神輿

  



上町

  上町は昭和49年(1974年)に三区から四区に区分が変った。


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