過去の更新履歴

2008年

  2008年(平成20年)は当サイトを立ち上げた年で、取材は数多くこなしていたが、祭礼の紹介の仕方やまとめ方など試行錯誤が続く1年であった。前半から中盤にかけては自分自身の知識不足により祭礼の流れや見所など、祭りというものを上手くホームページ上で表現できなかったが、一之宮や妻田あたりから徐々にコツを掴んで来たような感覚があった。中原ではほぼ現在のような構成が固まり、良い形で2009年(平成21年)を迎える体制が整ったと思う。
  取材範囲は伊勢原市と平塚市を中心に、極端に偏ることなく回ることができた。また、祭礼だけではなく土屋の神輿を修復した記念式典を取材したことをきっかけに、祭礼に関わる出来事を伝えるという選択肢が増えた年でもあった。ただし、ホームページを構成するプログラムに関してはまだまだ勉強不足で、閲覧者に対してストレスを与えてしまうような問題点は数多く、今後の課題としてできるだけ適切な対策を打つ必要がある。

2008/10/19・・・慰霊祭に参加
2008/9/27・・・四之宮宵宮祭を取材
2008/9/21・・・土屋神輿式典を取材
2008/9/13〜15・・・中原宵宮祭・奉祝祭・例大祭に参加
2008/9/6・・・妻田例大祭を取材
2008/8/2,3・・・一之宮宵宮・例大祭を取材
2008/7/27・・・上平塚例大祭を取材
2008/7/26・・・白根納涼祭を取材
2008/7/20・・・上吉沢例大祭に参加
2008/7/13・・・真田例大祭を取材
2008/7/12・・・中吉沢例大祭を取材
2008/7/6・・・生沢例大祭を取材
2008/7/5・・・下吉沢例大祭を取材
2008/5/18・・・まが玉祭に参加
2008/5/5・・・国府祭を取材
2008/5/3・・・片岡例大祭を取材
2008/4/29・・・東沼目例大祭を取材
2008/4/20・・・前高森例大祭を取材
2008/4/13・・・笠窪例大祭に参加
2008/4/6・・・串橋例大祭に参加
2008/4/5・・・子易下例大祭に参加
2008/3/30・・・善波例大祭に参加


2009年

  2009年(平成21年)は前年度の教訓を活かし、前半は片岡などを中心に再取材をして、内容を充実させることに重点を置いた。その後も、新規の祭礼に関してはできるだけ詳細に取材するように心がけたが、写真数の増加などにより閲覧者にストレスを与えてしまう結果に陥った。しかしながら、祭礼を詳細に伝えることを残しつつ、ダウンロード時間の短縮などを軽減するために、写真サイズの縮小やページの分割化などを試みた年でもあった。
  この年の取材範囲は平塚市に偏ったが、文献やウェブ上での情報の豊富さから、意図的に平塚市を中心に回った結果である。平塚市には市指定の重要文化財に指定されている祭り囃子が2つ存在することもあり、他の市と比べて祭祀祭礼に対する関心度は高いと思われる。
  プログラムに関しては主要なブラウザなどで確認しながらかなり改善できた部分があり、今後も継続していきたい。これ以外の課題としては写真撮影の技術・向上があげられる。私の写真に関する知識はほとんどゼロの状態で、ホームページ上では縮小することもあって余り深く考えていなかった。しかし、規模の大きな祭礼ほど宮入りの時間帯は遅くなり、夜の撮影は非常に難しいものだと感じ始めた。特に眞田尊ではほとんど暗闇での渡御であったので、写真の出来の悪さには愕然とした。高性能なカメラに換える考えはないが、今後はシャッタースピードや感度などカメラのスペックを充分に把握し、見やすく解りやすい写真を提供していきたい。

2009/10/4・・・道灌まつり神輿繰り出し(本町商店会他)
2009/9/25,26,27・・・土屋餅作り・宵宮・大祭
2009/9/4,5・・・大句宵宮・大祭
2009/8/23・・・眞田尊大祭
2009/8/8・・・番外編
2009/7/18,19・・・須賀宵宮・本祭
2009/7/11,12・・・八幡宵宮祭・大祭
2009/5/4,5・・・国府祭道清め・浜降りなど
2009/5/2,3・・・片岡宵宮・大祭
2009/4/28,29・・・城所宵宮・大祭
2009/4/19・・・中原東照大権現祭
2009/4/11,12・・・笠窪宵宮・大祭
2009/4/4・・・子易下大祭
2009/3/29・・・善波大祭
2009/3/14・・・第2回ひらつか囃子太鼓フェスティバル


2010年

  2010年(平成22年)は家庭の事情(主に第二子誕生)もあり、取材件数が非常に少ない年であった。その代わりに、菅谷神社の神幸祭と浜降祭、大山の秋季例大祭などボリュームの大きな祭礼を取材し、編集にできるだけ多くの時間を費やしたり、文献などによる調査などに重点を置くように心掛けた。特に菅谷神社の神幸祭では神輿愛好会を始め地元の方々には大変お世話になり、当初は浜降祭を取材をする予定はなかったが、菅谷の方々のご好意もあり始めての浜降祭を取材できたことは、非常に幸運であったと感謝している。浜降祭に関しては『浜降祭日記』など各種史料が豊富に存在し、それらの史料を通じて浜降祭を学ぶことは、神社祭礼についての知識・理解を深めるに当たって非常に有効な手段の一つである。
  この3年間の取材を通じて、当サイトに関してある問題点を気にするようになってきた。それは、当初は祭り囃子をメインで紹介する目的で始めたサイトであったが、神社祭礼に関する事柄をいろいろ調べていくにつれ、祭り囃子がメインではなくなってきていることである。さらには、地元である伊勢原市を中心に取材を進める予定であったが、祭礼に関係する情報量の偏りも影響して、もはや伊勢原市をサイト名に含むこと自体に無理が生じてきている。以上のことから時期については不確定であるが、サイト名の変更とその構成を変更する必要があると考えている。
  いずれにしても、来期である2011年(平成23年)も引き続き取材件数の少ない年になることが予想されるため、サイトに関する質の向上に重点を置いて、より充実したサイト作りに取り組んで行きたい。

8/28,29・・・大山本祭典還幸祭(おのぼり)
7/18,19・・・浜降祭(菅谷神社編)
7/3,4・・・岡田・小谷・大蔵遷霊祭・神幸祭ほか
5/5・・・国府祭総社御大祭・大神輿・宮立祭典・逢親場祭典ほか
4/29・・・馬渡大祭
3/27・・・第3回ひらつか囃子太鼓フェスティバル舞台発表・競合


2011年

  2011年(平成23年)は3月11日に発生した東日本大震災の影響で、春の祭礼に関しては式典を実施するのみで、神輿や山車の巡行はほとんどの神社で自粛された。夏の祭礼からは多くの神社で祭礼を実施したが、被災状況を考慮して祭礼の規模を縮小する神社が多く見られた。その関係で、当初予定してた取材ができなくなり、昨年よりも少ない取材件数にとどまった。震災による祭礼の自粛に関しては当然という意見も多かったが、日本を活気付けるために自粛するべきでないという声も少なくなかったため、夏以降は実施する神社が増えたと推測される。
  昨年(2010年)の課題であったサイト名と構成の変更については、2011年9月にサイト名を『相模国神社祭礼』と変更し、構成もサイト名に沿うように構築し直した。サイト名の『神奈川県伊勢原市』を『相模国』へ変更したのは、取材・調査範囲が国府祭で集る一之宮の寒川神社から平塚八幡宮までの五社を全て含んでいることによる。この五社は相模国の南部中央に集中しているため、かつての相模国の範囲を全て取材することは現実的に難しいが、『延喜式』の「神名帳」の中に記されている相模国の十三座は全て取材をしたい。また、『祭囃子』を『神社祭礼』に変更した理由については、これまでの取材・調査内容から適切であると判断したためである。

9/23,24・・・田端(宵宮,大祭)
8/27・・・大山遷幸祭(おくだり)
7/16,17・・・八坂神社祭典(下町編)
5/5・・・国府祭(囃子を中心に取材)
2/19・・・高森神社復興記念式典


2012年

  2012年(平成24年)は前年よりも取材件数を増やしたかったが、家庭環境のせい(主に子育て)もあり思うように取材に行くことができなかった。しかし、少ない中でも満足の行く取材ができたと実感している。「真田の天王さん」はサイトを立ち上げた2008年(平成20年)に、一度取材をしていたが完成度が低く、長い間再取材を望んでいたものであり、相模国の総社である六所神社の例大祭も非常に興味のあった祭礼である。また、私自身何回か参加した経験のある豊田の祭りは、8地区が合同で実施する祭礼であるため、どこに取材の重点を置くかが難しい状況であった。そこで、今回は知り合いのいる本宿に的を絞ることで、範囲は狭くなるが非常に密度の濃い取材ができたと感じている。今後は機会があれば豊田の他の地区にも取材を依頼し、最終的に豊田全体の祭をより深く紹介できるようにしていきたい。

10/5,6・・・豊田(本宿編)宵宮・大祭
9/2・・・国府本郷・新宿くしまつり
7/7,8・・・真田宵宮・大祭
5/5・・・国府祭(神事次第)総社宮立ち〜総社還御祭 ほか
3/17・・・第4回ひらつか囃子太鼓フェスティバル


2013年

  2013年(平成25年)は秦野市と愛川町にある神社の祭礼を初めて取材し、さらに神奈川県を超えて東京都の神田祭を取材するなど、取材範囲が大きく広がった年となった。特に神田祭は当サイトの取材範囲外の祭礼であったが、実際に取材をしてみると今までにない多くの経験ができ、私自身の祭礼に関する視野が広がったように感じた。相模国の祭礼を深く理解するためには、日本全体の祭礼の歴史を学ぶ必要があると思うので、機会があれば他県で行われている神社祭礼の取材にも挑戦していきたい。
  10月には平塚市博物館のお囃子研究会のサイトとリンクを張ったことで、初めて検索サイトで当サイトが検索に引っ掛かるようになった。プログラムの問題もだいぶ解決し、当サイトの閲覧者に対するストレスも軽減できていると思うので、来年はセキュリティーを完全に廃止する方向で検討している。
  今までの取材の経験から、全く情報のない祭礼を飛び込みで取材することに関しては、正直かなりのストレスを感じることがあり、当サイトを継続していくことに大きな障害となっている。より取材を円滑に進める為には、できるだけ多くの情報を事前に集めることが必要であると強く感じているので、少しずつ当サイトの認知度を上げていきたい。

10/6・・・道灌まつり(一眞會編)
8/14,15・・・平塚八幡宮宵宮・大祭
  (二十四軒町若宮囃子太鼓保存会編)
8/15・・・二十四軒町夏祭り
7/21・・・小沢八坂神社祭礼
5/12・・・神田祭(淡路町二丁目編)
5/5・・・国府祭(神事次第)四之宮神揃山御成、二之宮山下り他
3/30,31・・・西田原準備・大祭


2014年

  2014年(平成26年)は管理人の都合(新居の建築)により、取材および編集が大きく制限され、取材件数が過去最少の2件のみとなった。2015年(平成27年)は前年程の制限はないが、仕事と家庭の環境により取材できる時間は限られていく傾向であるため、少ないチャンスを無駄にしない様にできるだけ多く取材を増やしていきたい。
  昨年予定した通りユーザー名とパスワードを廃止し、誰でも自由に当サイトを閲覧できるようにした。しかしながら、現状ではメールでの問い合わせが数件入ったのみで、祭礼の情報提供や取材の依頼に関しての問い合わせまでは至っていため、当サイトの認知度を上げる方法についてはもう少し検討していきたい。

8/16・・・若宮社例大祭 (二十四軒町若宮囃子太鼓保存会編)
7/19,20・・・片町宵宮,大祭


2015年

  2015年(平成27年)は国府祭を除く取材件数が3件となり、反田は2008年に取材した妻田神社の例大祭に参加している氏子地区の一つであるため、純粋に新規の取材は2件にとどまった、しかしながら、入野の八坂神社には間物(まもの)と呼ばれる貴重な祭囃子が伝承され、さらに平塚市で最古と言われる神輿が現存しており、論文を作成するまでに至った。また、長者町は高來神社の氏子地区の一つであり、旧大磯町で初めての取材となった。この夏季例大祭では北下町と南下町を主体とする御船祭が2年に1度開催され、さらに高來神社には山神輿で名高い春季例大祭があり、機会があればこれらの取材を是非実施したい。

8/22・・・反田(妻田神社例大祭)
7/18,19・・・長者町(高來神社夏季例大祭) 宵宮・本宮
5/5・・・国府祭五社山下り(三之宮)・大矢場祭典
4/4,5・・・入野八坂神社 宵宮・大祭

2016年

  2016年(平成28年)も取材件数が3件と少なかったが、全て秦野市の新規の取材であり、今まで1件しかなかった秦野市の取材件数を増やすことが出来た。また、いずれも知り合いの伝手で事前に取材を依頼し、祭礼前の太鼓の練習で挨拶を済ませてから取材に臨んだため、どの地区も取材に対して大変協力して頂いた印象が残っている。2013年の西田原と合わせて秦野市の祭礼の特徴がつかめてきたので、今後も秦野市の祭礼の良さを伝えられるように取材を続けて行きたい。
  かつて御門の八坂神社にあった神輿は、偶然にも私が毎年祭礼に参加している伊勢原市善波の三嶋神社が譲り受けており、現在も現役で担がれていることから、来年度はぜひ善波の取材を依頼したいと考えている。こういった過去の歴史は時代が進むにつれて忘れられていく可能性があるので、過去の歴史の繋がりから取材先を選ぶことも考えていきたい。
  また、当サイトの認知度向上のために、今年度は神輿を中心とした取材を精力的に行っている「まいてぃ's  どっこいHP」のサイトと相互リンクを張らせて頂けることになった。可能性は高くはないが今後はこれをきっかけに、少しでも祭礼に関する情報提供や取材の依頼が入ることを期待したい。

9/3,4・・・下大槻 宵宮・大祭
7/23,24・・・御門 宵宮・大祭
4/23,24・・・尾尻 宵宮・本大祭


2017年

  2017年(平成29年)は本業の仕事が忙しくなり、取材に行く予定を立てることが難しかった為、隣接する伊勢原市善波と坪之内に取材を依頼したり、知り合いの伝手で大磯町の高麗や平塚市の堀之内の祭礼を取材するなど、何とかコンスタントに取材をすることができた。殆どの取材において私が今まで直接参加あるいは間接的に取材をしたことのある祭礼であったが、実際に準備の段階から取材をすることで、どの祭礼もより深く理解することができ、予想以上に充実した時間を過ごすことができた。
  また、2016年から始めた写真館では、2017年からコメントを入れる様にし、件数も増やすことができた。本格的な取材が思うようにできない中、少ない時間でも祭礼を紹介できる手段を見つけることができ、私自身のモチベーションの向上にも繋がっている。写真館での取材を通じて、将来的に本格的な取材に結びつく可能性もあるので、今後も精力的に続けて行きたい。

10/7,8・・・南金目 宵宮・大祭 堀之内
9/9,10・・・坪ノ内 宵宮・大祭
7/15,16・・・高來神社 夏季例大祭 高麗編
5/3,5・・・国府祭 二十四軒町 若宮囃子太鼓保存会編
3/25,26・・・善波 宵宮・大祭


2018年

  2018年(平成30年)は取材件数こそ多くはないが、厚木市の荻野神社と横内の御霊神社を新しく取材することができた。特に、荻野神社は荻野地区の総鎮守であり、その例大祭はお宮を境に上と下に分け、1年交代で神輿の担ぎ渡御が入れ替わることもあり、来年は宮の下を取材することで荻野神社の祭礼を完結し、論文作成に繋げたい。また、横内は神輿の知り合いの伝手で紹介して頂き、御霊神社の例大祭の取材の予約を頂くことができた。ここ数年で、囃子だけではなく神輿の知り合いも徐々に増えており、新規開拓には人脈が欠かせないことを痛感した年でもある。
  また、最近はごく稀ではあるが、荻野神社の宮郷太鼓保存会の様に、私のサイトを閲覧して頂いて連絡を頂くことがある。その様な方々は祭礼に対して熱意を持っている方が多く、取材に結び付き易いと感じている。当サイトは大分堅苦しい内容であることは認識しているが、写真館の様に気軽に見れる工夫も功を奏しているのではないかと思われるので、今後も閲覧者に少しでも興味を持ってもらえるようなサイト作りを心掛けて行きたい。

11/4・・・横内 神輿新造130周年・神輿保存会40周年 記念渡御
10/6,7・・・南金目神社 宵宮・大祭 坪之内編
7/14,15・・・荻野神社 宵宮・大祭 宮の上編
5/5・・・国府祭 三之宮 栗原編
4/21,22・・・三之宮 比々多神社 宵宮・大祭 栗原編
3/25・・・善波 大祭


2019年

  2019年(平成31年/令和元年)は当サイトを見て頂いた方から直接連絡を頂き、初めて山北町の道祖神祭を取材することができ、さらに室生神社の例大祭まで取材をするに至った。室生神社では800年以上続くとされる流鏑馬神事のほか、明治時代から続く花車および川村囃子と、新しい経験が出来た年であった。また、秦野市の祭礼も尾尻以来3年振りに取材ができ、黒木欠畑に関してはそれまで馴染みのあった囃子と神輿とは異なる文化があること知り、秦野市の祭礼に関しては更に関心が深くなった年でもある。この他の祭礼も知り合いの伝手で充実した取材ができ、1年を通じて満遍なく取材を行うことが出来た。
  今年は5月1日に平成から令和に元号が変わり、新しい試みとしてFacebook(以後FB)の運用を開始した。それまでSNSに関してはどちらかと言えば否定的な印象を持っていたが、実際に始めてみると情報収集の媒体としては非常に可能性のあるツールだと感じている。平塚の横内ではFBを通じて祭礼の情報交換を行い、囃子と神輿の練習の取材をすることが出来た。FBに関しては十分に活用できていない部分があると思われるので、2020年も引き続きFBの運用に力を入れて行きたい。また、時代の流れと共にSNSの流行も変化して行くと思われるので、その有効性を見極めながら柔軟に対応し、最適なサービスを選択して行きたい。

11/2,3・・・山北 室生神社 準備・例大祭
9/14,15・・・横内 御霊神社 宵宮・本祭
7/20,21・・・黒木欠畑 須賀神社 夜宮・大祭
5/26・・・川前交友会40周年 記念渡御
5/2,3・・・
片岡 片岡神社 宵宮・大祭 (再取材)
4/6・・・鶴巻上部 石座神社大祭
1/12,13・・・山北道祖神祭 清水庭編


2020年

  2020年(令和2年)は新型コロナウイルスの影響で、殆どの祭礼で神事以外の行事が中止となり、当サイトを立ち上げて以降、初めて取材の件数が0となる年であった。祭礼を縮小して実施した祭礼は僅かに存在したが、通常の祭礼と異なるために敢えて取材を依頼しなかった。
  祭礼の取材および編集が無かった為、『全国の祭礼』のページを新設し、都道府県別に全国の祭礼を紹介するページを立ち上げた。これは、私自身が祭礼を広く学ぶことを主な目的としており、神奈川県以外の取材が出来ない状況で、外部のサイトとリンクをするという形で日本全国の祭礼の情報を収集する方法を取っている。もちろん、リンクをする際には各サイトの代表者の皆様には確認を頂いており、五日市上町囃子連の様に連絡のやり取りを通じて相互リンクに発展するサイトもあった。今後も取材が出来ない代わりに、この様な情報のやり取りを通じて、少しでも全国の祭礼の知識を深めて行く。
  また、この年は外出の自粛で持て余した時間を有効活用する為に、私自身の祭り囃子(笛・太鼓・鉦)のレベルアップの為に個人的にYouTube等で他地区の囃子を練習し、実際に現地の方々と練習をすることで、自分の中ではかなりのレベルアップを実感することができた。
  2021年(令和3年)も引き続き新型コロナウイルスの早期収束は見込めず、通常通りの祭礼の実現も見通せない状況であり、私自身、日本中の祭礼関係者と同様に非常に強いストレスを抱えている状況である。しなしながら、この様な状況だからこそ通常では出来ないことに前向きに挑戦し、祭礼の発展に貢献できる方法を模索して行きたい。



2021年

  2021年(令和3年)も前年と同様にコロナウイルスの影響により、殆どの祭礼で神事以外の行事が中止となり、2年連続で取材件数が0となった。2020年(令和2年)の4月時点では正直ここまで通常の祭礼が出来ない状況が続くとは予想しておらず、2020年は非常にストレスを感じた年であったが、2021年は取材こそできなかったものの、私自身が祭り囃子を演奏(主に練習)する事が出来る機会が増え、いままでに無くスキルアップが出来た事は非常に大きな収穫であった。
  あくまでも私個人の見解に過ぎないが、これまで祭礼を生きがいとしてきた自分にとって、この2年間、まともに祭礼に関わることが出来ない時間を過ごした率直な感想としては、我々にとって祭礼とは生活に必須な行事ではないという事である。しかしながら、日本の伝統および地域の交流という観点から考えた時に、やはり祭礼が果たす役割は大きいと考えられる。2022年(令和3年)もコロナウィルスの終息が見込めない年ではあるが、2年連続でまともに祭礼が出来ていない状況において、ほとんどの地区で伝統の継承に関して危機感を抱いていると思われ、2022年は祭礼に関して何かしら前向きな変化が起こる年になる事を期待している。
  通常の祭礼とかけ離れている場合は断念せざるを得ないが、感染対策を行った上で通常とほぼ同じ祭礼が行われる地区があれば、今年こそは是非取材を再開したいと願っている。



2022年

  2022年(令和4年)は前年よりも祭礼の規模を拡大して開催する地区はあったが、コロナウイルスの感染は収まらず、多くの祭礼で神事以外の行事が中止あるいは縮小された。取材に関しても祭礼が始まる3月後半辺りから通常通りに戻る気配が無く、早い段階から取材を断念したため3年連続で取材件数が0となった。
  私個人の見解では2023年(令和5年)は今年よりも規模を拡大して開催する地区は増えるものの、本来の規模に戻す地域は少ないと予想している。恐らく、通常の祭礼に戻るには最低でも1,2年は必要だと考えられるため、取材に関しても無理には行わず、例年通りに戻るという情報を得た地区のみ検討をして行きたい。
  今年も昨年と同様に私自身の囃子のレベルアップの為に労力を注ぎ、昨年以上に収穫のあった年であった。まだまだ伸び代は有ると自覚しているので、今までの結果をフィードバックしながら、更なるレベルアップに向けて試行錯誤して行く。



2023年

  2023年(令和5年)の祭礼に関して、個人的な見解では通常の6〜7割位まで戻ってきていると感じられた。特に後半に掛けては通常通りの規模で開催される地区が多く見られ、一時は取材を試みたが、縁がなく4年連続で取材がない年となった。取材が出来なかった事に関しては、正直私自身のモチベーションの低下も関係しており、労力の掛かる取材と編集作業に関して3年という長いブランクが重くのしかかった様に思われる。
  しかしながら、私自身の囃子に関しては昨年に引き続きかなりのレベルアップができ、まだまだ伸び代はあると感じているので、今後も引き続き更なるレベルアップに取り組んで行く。また、私が指導をさせて頂いている平塚市博物館のお囃子研究会では、昨年の2022年(令和4年)9月から平塚市の入野の囃子を採用し、私自身の成長にも大きく寄与しているので、今後も引き続き曲数を増やしながら指導を続けて行きたい。
  2023年は初めてYouTubeをスタートさせ、祭礼関係の動画をアップしている。目的はあくまで当サイトの補助的な位置付けであるので、編集などに労力を掛ける予定はないが、祭礼関係の動画は多くのチャンネルで紹介しいるので、私のこれまでの経験を活かして出来るだけ踏み込んだ動画を紹介して行きたい。
  来年2024年(令和6年)の祭礼に関しては、個人的には8〜9割位まで回復すると予想しており、Facebookを通じて祭礼関係者との繋がりも徐々に広げているので、来年こそは取材を再スタートさせたい。


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